問題本文
クラスの学生の8科目の成績をそれぞれ5段階で評価した。クラスの平均点と学生の成績の比較や,科目間の成績のバランスを評価するために用いるグラフとして,最も適切なものはどれか。
選択肢
- ア.円グラフ
- イ.散布図
- ウ.パレート図
- エ.レーダチャート
解説
レーダチャート(radar chart)は,複数項目を放射状の軸に配置し,各値を結んだ多角形でバランスや偏りを把握するグラフです。8科目の成績とクラス平均の対比を一目で確認でき,科目間バランス評価に最適です。混同しやすいのは円グラフ(構成比),散布図(2変数の相関),パレート図(影響度順位付け)で,いずれも複数項目バランス比較の用途には不向きです。QC7つ道具(ヒストグラム,管理図,特性要因図,パレート図,散布図,チェックシート,層別)も別目的のグラフで,目的別のグラフ選択力が問われるのが本問のポイントです。
選択肢ごとの解説
- ア.円グラフは全体に対する構成比を示すグラフで,合計100%を扇形で分割表現する。市場シェアや構成比の表現に用いるが,複数項目を比較するバランス評価には不向きのため誤り。1変量データの構成比可視化用。
- イ.散布図は2変数の相関(相関係数や傾向)を点の集合で示すグラフで,QC7つ道具の一つ。X軸とY軸の関連性分析に用いるため,8項目という多変量のバランス比較には用いられず誤り。2軸が前提のため不適。
- ウ.パレート図は要因を影響度順に並べ累積百分率を折れ線で示すグラフで,QC7つ道具の一つ。優先度判断やABC分析の基礎に使うが,複数項目のバランス比較には不向きで誤り。重点管理対象の特定が目的。
- エ.正解。レーダチャートは複数項目を放射状の軸で表現し,科目間バランス評価に最適。クラス平均と個人成績を別の多角形で重ねて描けば,科目ごとの相対位置と全体バランスを同時に視覚的に把握できる。
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