ITパスポート 2013年 (平成25年 春期) 問84「PCで電子メールを読むときに,PCにメールをサーバからダウンロードするのではなく…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約62%です。
正解
イ. IMAP4
正答率 61.5%(970人中 597人が正解)
問題の解説
IMAP4(Internet Message Access Protocol v4)はメールサーバ上にメッセージを保管しながらクライアントから閲覧・操作するプロトコル.メールはサーバ上に残りフォルダ・既読/未読・振り分け状態はサーバ管理されるため,会社や自宅など複数のPC/端末から同じ状態でメールを閲覧できる.POP3はメールをサーバから取得してローカルに保存する形式が基本(マルチデバイスでの状態同期は弱い).SMTPはメール送信プロトコル,APOPはPOPの認証を強化した派生方式.以上からマルチPCから同一に見えるメール受信プロトコルとして該当するのはイのIMAP4が正解.近年はWebメール・モバイル普及でIMAP/Exchange が主流に.
選択肢ごとの解説
- APOP(Authenticated POP)はPOPプロトコルの認証部分でパスワードを平文送信ではなくハッシュ化(チャレンジレスポンス)して送るよう強化した派生規格.メール本体の取得はPOP3と同様にローカルダウンロード型で,複数PCからサーバ上に残したメールを同じ状態で閲覧する用途には適さないため誤り.
- 正解.IMAP4(Internet Message Access Protocol v4)はメールをサーバ上に保管したまま,フォルダ・既読/未読・振り分け状態をサーバで一元管理しながら閲覧・操作するプロトコル.会社や自宅などどのPC/モバイルからアクセスしても同一の状態が見えるためマルチデバイス利用に最適で,設問記述と完全に一致する.
- POP3(Post Office Protocol v3)はメールをサーバから取得してローカルPCに保存する受信プロトコル.デフォルトではサーバ上のメールを削除する設定が一般的で,複数PCで同じ未読状態やフォルダ振り分け状態を共有する用途には適さない.マルチデバイスでの状態同期の用途には不適切で誤り.
- SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)はメール送信プロトコルで,メールクライアントからメールサーバへの送信および,メールサーバ間でのメール転送に使われる.受信(閲覧)用のプロトコルではないため,メール閲覧時のマルチデバイス同期を実現する用途には該当せず誤り.受信用プロトコルはPOP3/IMAP4.
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