ITパスポート 2014年 (平成26年 春期) 問9「PPMの適用事例として、適切なものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「ストラテジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約72%です。
正解
イ. 個々の事業の戦略的な位置付けを明確にし、経営資源の最適配分を考える。
正答率 72.3%(1,302人中 941人が正解)
問題の解説
PPM(Product Portfolio Management,プロダクトポートフォリオマネジメント)は事業や製品を「市場成長率」と「相対市場シェア」の2軸でマトリクス化し,花形(成長×シェア高)・金のなる木(成長低×シェア高)・問題児(成長×シェア低)・負け犬(成長低×シェア低)の4象限に分類して経営資源(人・モノ・カネ)の最適配分を考える経営手法. ボストンコンサルティンググループが提唱し,複数事業の戦略的位置付けを一覧で示せる代表的フレームワーク. 撤退判断や成長投資の意思決定支援ツールとして大企業の経営会議で広く活用される.
選択肢ごとの解説
- 誤り. 業務の一部を外部委託してコア業務に経営資源を集中させる考え方の説明であり,アウトソーシングや「選択と集中」の概念に該当する経営手法. PPMは事業ポートフォリオ全体の資源配分を考える別の手法で,目的やアプローチが異なる経営概念である.
- 正しい. PPMは事業を市場成長率と市場シェアの2軸で4象限に分類し戦略的位置付けを明確化して経営資源の最適配分を行う手法のため. 複数事業の見える化と資源配分判断が特徴であり,本問の説明と完全に合致する. この用語の正確な定義と他選択肢との明確な区別を押さえることが理解の要点
- 誤り. 仕事の流れや方法を根本的に見直し最も望ましい姿に変革する手法はBPR(Business Process Reengineering,業務プロセス再構築)の説明であり,組織や業務の抜本改革を指す概念. PPMとは目的範囲も対象も全く異なる別の経営手法である.
- 誤り. 大規模災害発生時にも事業継続を可能にする計画はBCP(Business Continuity Plan,事業継続計画)の説明であり,リスクマネジメント領域の概念. PPMは平常時の資源配分手法で目的範囲が大きく異なる別のフレームワークである.
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