ITパスポート試験 ITパスポート 2015年 (平成27年 秋期)12: MOT(Management of Technology)の目的として,適切なものはどれか。

ITパスポート 2015年 (平成27年 秋期)
Q 1212 / 100
MOT(Management of Technology)の目的として,適切なものはどれか。
この問の正解率:71.49%(1,210件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

MOT(Management of Technology)の目的として,適切なものはどれか。

選択肢

  • .企業経営や生産管理において数学や自然科学などを用いることで,生産性の向上を図る。
  • .技術革新を効果的に自社のビジネスに結び付けて企業の成長を図る。
  • .従業員が製品の質の向上について組織的に努力することで,企業としての品質向上を図る。
  • .職場において上司などから実際の業務を通して必要な技術や知識を習得することで,業務処理能力の向上を図る。

正解

. 技術革新を効果的に自社のビジネスに結び付けて企業の成長を図る。

解説

MOT(Management Of Technology:技術経営)の目的を問う問題. MOTは技術が持つ可能性を経営の視点で見極め,研究開発・技術革新を事業価値創出につなげる経営手法で,技術立脚型企業がイノベーションを継続的に生み出すための考え方として広く用いられる. 単に研究開発投資を増やすのではなく,技術ポートフォリオ管理,事業化戦略,知的財産戦略を一体運営して経済価値の最大化を狙うのが本質. 混同しやすい用語にBPR(業務再設計),CSR(企業の社会的責任),HRM(人的資源管理)があるが,いずれも対象領域が異なる. MOT=「技術を経営の中核に据えイノベーションで価値創出」と覚える.

選択肢ごとの解説

  • .誤り. 業務プロセスを抜本的に再設計し効率化・スピード化を図るのはBPR(Business Process Reengineering)の目的で,既存業務の構造改革が中心. MOTの主眼である技術革新による価値創出とは方向性が異なり,対象も業務プロセスであって技術ではない. 改革対象の違いに注目.
  • .正解. 技術がもつ可能性を見極めてイノベーションを創出し,経済的価値の最大化を目指すのはMOTの目的そのもの. 技術開発戦略を企業経営の中心に据え,研究成果を事業化・収益化に結びつける考え方であり,設問の文脈に直接対応する. 技術と経営の橋渡しが本質となる.
  • .誤り. 経済的成長だけでなく地球環境保護や社会貢献も企業活動の責任とする考え方はCSR(Corporate Social Responsibility)で,社会的責任の遂行が目的. 技術革新による経済価値創出を狙うMOTとは目的領域が異なる別概念であり,持続可能性が主題となる用語.
  • .誤り. 人材を重要な経営資源と捉えて活用しようとする考え方はHRM(Human Resource Management:人的資源管理)で,人材活用が中心テーマ. 技術を中心に据えるMOTとは対象が異なり,両者は補完的な経営テーマと位置づけられる. 人材か技術かで判別する.

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