問題本文
関係データベースで管理された"売上"表,"顧客"表及び"商品"表がある。a〜cのうち,これらの表のデータを用いて作成できるものだけを全て挙げたものはどれか。ここで,下線のうち実線は主キーを,破線は外部キーを表す。 売上 顧客 商品 a 過去のある期間に一定額以上の売上があった顧客の一覧 b 前月に在庫切れがあった商品の一覧 c 直近1か月の商品別売上額ランキング
選択肢
- ア.a, b
- イ.a, b, c
- ウ.a, c
- エ.b, c
解説
関係データベースのデータ抽出可能性を問う問題. 売上表(売上番号PK,顧客番号FK,商品番号FK,売上年月日,売上額),顧客表(顧客番号PK,顧客名),商品表(商品番号PK,商品カテゴリ名,商品名)の3表で何が作成可能かを判定する. a:過去の一定期間に一定額以上の売上があった顧客一覧→売上を顧客番号でグループ化・期間/金額条件で抽出可能(可). b:前月の在庫切れ商品一覧→在庫情報は3表に存在しないため不可. c:直近1か月の商品別売上額ランキング→売上を商品番号でグループ化し期間集計・並べ替え可能(可). 答えはa,cでウ. 在庫管理表が無い点に気付くのが要諦.
選択肢ごとの解説
- ア.誤り. a,bの組合せは在庫情報のないb(前月在庫切れ商品一覧)を含むため不可. 売上・顧客・商品の3表には「在庫数」「在庫切れ日時」等の情報がなく,bを満たすには別途在庫管理表が必要となる. 既存3表のみではb単体が作成不能のため,bを含む選択肢は答えにならない.
- イ.誤り. a,b,cはbを含むため上記と同様に在庫情報不足でbが不可能. cは可能だがbの不可能性により全体の組合せとしては成立しない. 「全て作成できる」と判定する選択肢は1つでも不可能なものを含めば誤りとなるため,bが含まれる組合せは正答にならない構造.
- ウ.正解. a(期間別の上位顧客一覧)は売上表を顧客番号で集計・条件抽出し顧客表と結合,c(直近1か月の商品別売上ランキング)は売上表を商品番号で集計・並べ替え,商品表と結合で作成可能. 在庫情報不要な集計はいずれも3表で対応可能. b(在庫切れ商品)のみ不可で答えはa,c.
- エ.誤り. b,cの組合せは在庫情報不足のbを含むため不可能で,aを除外している点でも誤り. aは売上の顧客集計と顧客名取得で実現でき作成可能なため,これを答えから除く理由がない. 3表の構成から作成可能なa,cの両方が答えに含まれるべきで,b単体を含む選択肢は誤り.
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