問題本文
関係データベースの設計に関する説明において,a〜cに入れる字句の適切な組合せはどれか。 対象とする業務を分析して,そこで使われるデータを洗い出し,実体や[a]から成る[b]を作成する。作成した[b]をもとに,[c]を設計する。
選択肢
- ア.a:インスタンス, b:E-R図, c:関数
- イ.a:インスタンス, b:フローチャート, c:テーブル
- ウ.a:関連, b:E-R図, c:テーブル
- エ.a:関連, b:フローチャート, c:関数
正解
ウ. a:関連, b:E-R図, c:テーブル
解説
関係データベース設計の流れと用語を問う問題. RDB設計はまず対象業務を分析し,実体(entity:顧客・商品など)とそれらの関連(relationship:発注関係など)を抽出してE-R図(Entity-Relationship Diagram)を作成する. このE-R図をもとに表(テーブル)を設計し,正規化を行ってからDBMS上にCREATE TABLEで実装する. 空欄a=関連,b=E-R図,c=テーブル(表)が正しい組合せ. インスタンスは「クラスから生成された具体的データ」を指すオブジェクト指向用語で,RDB設計の文脈では「実体の具体例」程度の意味. フローチャートは処理の流れを示す図で,データ構造を表すものではないため誤り.
選択肢ごとの解説
- ア.誤り. インスタンスは「具体的なデータ実例」を指す用語で実体・関連の概念体系には組み込まれない. また成果物として関数を設計するのもRDB設計の流れとは異なる. RDB設計では実体と関連でE-R図を作成しテーブルを設計する流れが標準で,本選択肢は用語の対応がずれている.
- イ.誤り. フローチャートは処理の流れを表す図で,データ構造の関係を表すE-R図とは別物. データベース設計でフローチャートを描くことはあっても,設計図の中心になるのはE-R図. またテーブルを設計するという最終成果物の対応にも違いがあり,組合せ全体が不正確な選択肢.
- ウ.正解. 対象業務を分析し,実体(entity)と関連(relationship)からE-R図を作成し,このE-R図をもとにテーブルを設計するという流れがRDB設計の標準. a=関連,b=E-R図,c=テーブルが正しい組合せで,データベース設計の論理的進行に合致する選択肢である.
- エ.誤り. フローチャートはデータ構造ではなく処理の流れを表す図で,RDB設計の文脈では中心的な成果物ではない. また関数を設計する流れもRDB設計とは異なり,RDBではテーブル設計が中心. b=フローチャート,c=関数という組合せは設計成果物として不適切な対応となる.
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