問題本文
2系統の装置から成るシステム構成方式a〜cに関して,片方の系に故障が発生したときのサービス停止時間が短い順に左から並べたものはどれか。 a デュアルシステム b デュプレックスシステム(コールドスタンバイ方式) c デュプレックスシステム(ホットスタンバイ方式)
選択肢
- ア.aの片系装置故障,cの現用系装置故障,bの現用系装置故障
- イ.bの現用系装置故障,aの片系装置故障,cの現用系装置故障
- ウ.cの現用系装置故障,aの片系装置故障,bの現用系装置故障
- エ.cの現用系装置故障,bの現用系装置故障,aの片系装置故障
正解
ア. aの片系装置故障,cの現用系装置故障,bの現用系装置故障
解説
2系統装置から成る冗長構成方式の比較問題. (a)デュアルシステム:2系統が同時に同じ処理を実行し結果を照合,故障時は故障系を切り離すだけで継続→停止時間ほぼ0. (b)デュプレックス・コールドスタンバイ:現用系のみ稼働,予備系は電源OFF,故障時に予備を立ち上げ切替→起動時間が長く停止時間最大. (c)デュプレックス・ホットスタンバイ:現用系稼働,予備系も電源ONで待機,故障時に即座に切替→停止時間は中程度. 停止時間が短い順はa<c<bで,ア=「a,c,b」が正解. 切替速度の違いを把握することと,デュアルとデュプレックスの違い(同時稼働vs主従構成)を理解することが核心となる.
選択肢ごとの解説
- ア.正解. 停止時間が短い順はa(デュアル:ほぼ0)→c(ホットスタンバイ:切替時間のみ)→b(コールドスタンバイ:起動から数十分〜数時間). デュアルは即継続,ホットは即切替,コールドは起動待ちと,構成方式ごとの切替時間の違いが停止時間に直結する典型例で,設問の順序と完全に一致する.
- イ.誤り. b(コールドスタンバイ)を最短に置く順序は不正確. コールドスタンバイは予備系が停止状態で故障時に起動する必要があり,起動・初期化・データ同期等で数十分〜数時間かかる場合がある最も時間のかかる構成. 順序の取り違えで,最短ではなく最長になる選択肢の誤り.
- ウ.誤り. c(ホットスタンバイ)を最短に置き,a(デュアル)を中位に置く順序は不正確. デュアルは同時稼働で即継続できるためホットスタンバイより停止時間が短い. デュアルとデュプレックスの違い(同時稼働vs主従待機)を取り違えると陥る誤答で,デュアルが最短である.
- エ.誤り. c→b→aの順序ではaを最長としているが,aは2系統同時稼働で故障時に切り離すだけなので停止時間がほぼ0と最短. 順序が完全に逆方向になっており,デュアルシステムの動作原理を取り違えた誤答. デュアル=即継続が大原則であることを再確認する必要がある選択肢.
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