ITパスポート試験 ITパスポート 2015年 (平成27年 春期)16: RFPを作成する目的として,最も適切なものはどれか。

ITパスポート 2015年 (平成27年 春期)
Q 1616 / 100
を作成する目的として,最も適切なものはどれか。
この問の正解率:84.52%(1,621件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

RFPを作成する目的として,最も適切なものはどれか。

選択肢

  • .開発を委託する場合の概算委託額をベンダに提示する。
  • .将来のシステム開発に向けて,最適な先進技術に関する情報を入手する。
  • .内製,開発の委託,製品の購入といった調達手続を標準化する。
  • .ベンダに提案書の提示を求め,発注先を適切に選定する。

正解

. ベンダに提案書の提示を求め,発注先を適切に選定する。

解説

正答はエ. RFP (Request For Proposal, 提案依頼書) は調達側 (発注者) が複数のベンダに対しシステム開発等の提案書提出を依頼する文書で, 求める機能要件・予算枠・納期・体制・評価基準等を記載する. 目的はベンダから提案を受けて発注先 (委託先) を適切に選定すること. 類似文書=RFI (Request For Information, 情報提供依頼書) は技術情報の事前収集が目的, RFQ (Request For Quotation, 見積依頼) は概算費用提示が目的で, RFPとの違いを区別する. 調達手順はRFI→RFP→契約締結という流れが一般的である.

選択肢ごとの解説

  • .概算委託額をベンダに提示するのは発注側からベンダへ予算情報を一方的に出す行為で, RFPの本来の目的とは方向が逆. RFPは予算枠を伝えつつもベンダ側から具体的な金額や工数を含む提案を引き出すための文書で目的が反対であり情報の流れも逆方向となる.
  • .将来開発に向けて先進技術情報を入手するのはRFI (Request For Information, 情報提供依頼書) の目的である. RFP発行前段階で技術・市場・ベンダ実績情報を収集するために使う別文書で位置付けが異なるため不適切である. RFIとRFPの区別が重要.
  • .内製・委託・購入といった調達手続の標準化は調達プロセス全体の整備・調達ガイドライン策定の話で, RFPという個別文書の目的ではない. RFPはあくまで個別案件で複数ベンダから提案を募集する文書であり標準化文書とは性格が大きく異なるため不適切.
  • .ベンダに提案書の提示を求め発注先を適切に選定するのがRFPの本来の目的. 複数ベンダからの提案を要件・コスト・品質・実績・体制等の評価基準で比較し最適な委託先を客観的に決定する役割を果たすため正答である. ベンダ選定プロセスの起点となる文書.

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