ITパスポート試験 ITパスポート 2016年 (平成28年 秋期)72: プライベートIPアドレスに関する記述として,適切なものはどれか。

ITパスポート 2016年 (平成28年 秋期)
Q 7272 / 100
プライベートIPアドレスに関する記述として,適切なものはどれか。
この問の正解率:71.46%(1,065件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

プライベートIPアドレスに関する記述として,適切なものはどれか。

選択肢

  • .プライベートIPアドレスは,ICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)によって割り当てられる。
  • .プライベートIPアドレスは,PCやルータには割当て可能だが,サーバのように多数の利用者からアクセスされる機器には割り当てることはできない。
  • .プライベートIPアドレスを利用した企業内ネットワーク上の端末から外部のインターネットへのアクセスは,NAT機能を使えば可能となる。
  • .プライベートIPアドレスを利用するためには,プロバイダ(ISP)に申請して承認を受ける必要がある。

正解

. プライベートIPアドレスを利用した企業内ネットワーク上の端末から外部のインターネットへのアクセスは,NAT機能を使えば可能となる。

解説

プライベートIPアドレスはRFC 1918で定められた組織内ネットワーク用のアドレス空間(10.0.0.0/8,172.16.0.0/12,192.168.0.0/16)で,組織内で自由に利用できる. ICANN等のグローバル割当機関の承認や登録は不要で,組織内で重複しなければPC・ルータ・サーバを含むどの機器にも割当て可能. インターネットへの接続には,ルータのNAT(Network Address Translation)機能でグローバルIPアドレスに変換して送信する仕組みを用いる. プロバイダ(ISP)への申請も承認も不要であり,組織内通信のコスト効率(IPv4アドレス枯渇対策)と運用の柔軟性を高める仕組みとして広く利用されているIPアドレス体系である.

選択肢ごとの解説

  • .誤り. プライベートIPアドレスはICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)から個別に割当てを受ける必要がなく,組織内で自由に使えるアドレス空間として標準化されている. ICANNが管理するのはグローバルIPアドレスで,プライベートIPはそもそも管理対象外であり,本選択肢の説明は誤りである.
  • .誤り. プライベートIPアドレスはPC・ルータだけでなくサーバを含めどの機器にも割当て可能で,「サーバには割り当てられない」とする本選択肢は誤りである. 社内サーバには通常プライベートIPが付与されて運用されており,外部公開時にはNATやリバースプロキシでグローバルIPと対応付けて公開する仕組みが一般的である.
  • .正しい. プライベートIPアドレスを利用した企業内ネットワーク上の端末から外部インターネットへのアクセスは,ルータのNAT機能(プライベートIP⇔グローバルIPの相互変換)を使えば可能となるため. 組織内外通信の標準的な仕組みであり,NATによりIPv4アドレスを効率的に活用しながら社内外通信を実現できる.
  • .誤り. プライベートIPアドレスの利用にプロバイダ(ISP)への申請や承認は不要で,組織内で自由に割り当てられるアドレス体系である. RFC 1918等で規定された自由利用可能なアドレス空間であり,使用許可を得る必要はないため,本選択肢の「申請して承認を受ける」とする記述は誤りである.

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