ITパスポート 2016年 (平成28年 春期) 問68「MACアドレスに関する記述のうち,適切なものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約52%です。
正解
ア. 同じアドレスをもつ機器は世界中で一つしか存在しないように割り当てられる。
正答率 52.2%(1,187人中 620人が正解)
問題の解説
MAC(Media Access Control)アドレスは,LANカードや無線LANモジュールなどネットワークインタフェースに割り当てられた48ビット(6バイト)の物理アドレスで,ベンダID(OUI,前半24ビット)とシリアル(後半24ビット)から成り,世界で一意になるよう管理されている. 機器メーカが製造時に割り当てるため,ネットワーク管理者やISPが個別に割り当てるものではなく,国別情報も含まない. IPアドレスとは別の階層で動作し,データリンク層での通信に用いられる. 一意性が保たれる仕組みと割当方式(IEEEがOUIを管理)を理解しておくと,各種ネットワーク問題で活用できる.
選択肢ごとの解説
- 正しい. MACアドレスは,ネットワーク機器のインタフェースに割り当てられる物理アドレスで,IEEEが管理するベンダID(OUI)と機器メーカが付与するシリアル番号で構成され,原則として世界で一意になるよう割り当てられる. 本選択肢の「同じアドレスをもつ機器は世界で一つしか存在しない」という記述はMACアドレスの一意性の本質に合致する.
- 誤り. MACアドレスには国別情報は含まれない. MACアドレスはIEEEが管理するベンダIDと製造シリアルで構成され国を識別する仕組みは持たないため,「同じアドレスをもつ機器は各国に一つしか存在しない」という本選択肢の記述はMACアドレスの構造を誤って説明しており適切ではない.
- 誤り. MACアドレスはネットワーク管理者によって割り当てられるものではない. 通常はネットワーク機器メーカが製造時に書き込み,IEEEのOUIに基づいて一意となる. ネットワーク管理者が変更することは可能だが,デフォルトの割当は管理者ではないため本選択肢の説明は適切ではない.
- 誤り. MACアドレスはプロバイダ(ISP)によって割り当てられるものではない. ISPが割り当てるのはIPアドレス(グローバルIPアドレス)などであり,MACアドレスは機器メーカが製造時に書き込む物理アドレスである. ISPが付与するという本選択肢の説明はMACアドレスとIPアドレスを取り違えており適切ではない.
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