選択肢
- ア.IPアドレスからEthernet上のMACアドレスを割り出す。
- イ.IPアドレスに含まれるネットワークアドレスと,そのネットワークに属する個々のコンピュータのホストアドレスを区分する。
- ウ.インターネットと内部ネットワークを中継するときのグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを対応付ける。
- エ.通信相手先のドメイン名とIPアドレスを対応付ける。
正解
イ. IPアドレスに含まれるネットワークアドレスと,そのネットワークに属する個々のコンピュータのホストアドレスを区分する。
解説
IPアドレス(IPv4)は32ビットの数値で表され,ネットワークアドレス部とホストアドレス部の二つに分かれる. その境界を示すのがサブネットマスクで,32ビットの中で先頭から連続する1ビットがネットワーク部,残りの0ビットがホスト部を示す. これによりIPアドレスからネットワークアドレスとホストアドレスを区分できる. MACアドレスを割り出すのはARP,グローバルとプライベートの対応付けはNATやNAPT,ドメイン名とIPアドレスの対応付けはDNSの役割であり,それぞれサブネットマスクの役割とは異なる別技術である. ネットワーク設計の基礎として重要な概念となる.
選択肢ごとの解説
- ア.誤り. IPアドレスからEthernet上のMACアドレスを割り出すのは,ARP(Address Resolution Protocol)の役割の説明である. データリンク層でMACアドレスを解決するためのプロトコルであり,IPアドレスのネットワーク部とホスト部を区分するサブネットマスクの役割とは異なる別の機能となる.
- イ.正しい. サブネットマスクは,IPアドレスの中でどのビットがネットワークアドレス部で,どのビットが個々のコンピュータのホストアドレス部かを区分するためのビットパターンである. 本選択肢はサブネットマスクの本質的な役割を正確に表しており,問題文の趣旨と直接合致するため正解として最も適切である.
- ウ.誤り. インターネットと内部ネットワークを中継するときに,グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを対応付けるのは,NAT(Network Address Translation)やNAPTの役割の説明である. アドレス変換を担う仕組みであり,IPアドレス内のネットワーク部とホスト部を区分するサブネットマスクとは別の機能である.
- エ.誤り. 通信相手先のドメイン名とIPアドレスを対応付けるのは,DNS(Domain Name System)の役割の説明である. 名前解決を担う仕組みであり,IPアドレス自体の内部構造を区分するためのサブネットマスクとは別の機能となる. 本選択肢はサブネットマスクの役割の説明としては適切ではない.
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