ITパスポート 2016年 (平成28年 春期) 問92「毎週日曜日の業務終了後にフルバックアップファイルを取得し,月曜日〜土曜日の業務終…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約65%です。
正解
ア. 日曜日のフルバックアップファイル,月曜日と火曜日の増分バックアップファイル
正答率 64.6%(1,097人中 709人が正解)
問題の解説
増分バックアップは,前回のバックアップ(フルまたは増分)以降に変更されたデータだけを保存する方式で,容量は小さくなる代わりに,復元時はフルバックアップを起点として,該当時点までの全ての増分バックアップを順に適用する必要がある. 本問では日曜日にフルバックアップを取得し,月曜~土曜は増分バックアップを取得する運用. 火曜日業務終了時点へ復元するには,(1)日曜日のフルバックアップ,(2)月曜日の増分,(3)火曜日の増分,の三つを順に適用する必要がある. これより少ないファイルでは火曜日終了時の状態を再現できない. 差分バックアップとの違いも問われやすい点である.
選択肢ごとの解説
- 正しい. 増分バックアップは前回バックアップ以降の変更分だけを保存するため,火曜日業務終了時点に復元するには,日曜日のフルバックアップを起点として,月曜日の増分,火曜日の増分の二つを順に適用する必要がある. 三つのファイルすべてを使うことで火曜日終了時の完全な状態が再現できるため,本選択肢が正解となる.
- 誤り. 日曜日のフルバックアップと火曜日の増分バックアップだけで復元しようとすると,月曜日に変更された分のデータが反映されないため,火曜日業務終了時点の正確な状態を再現できない. 増分バックアップの仕組み上,間の月曜日分の増分も適用する必要があるため,本選択肢は不適切である.
- 誤り. 月曜日と火曜日の増分バックアップだけで復元しようとすると,起点となる日曜日のフルバックアップが欠落するため,そもそも復元の基準データが存在せず,火曜日業務終了時点の状態を再現できない. 増分バックアップはフルを起点とする必要があり,本選択肢は不適切である.
- 誤り. 火曜日の増分バックアップだけで復元しようとすると,起点となる日曜日のフルバックアップと,間の月曜日の増分の両方が欠落するため,業務終了時点の状態を再現することは不可能である. 増分バックアップ運用ではフル+間の増分すべてが必要であり,本選択肢は適切ではない.
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