ITパスポート試験 ITパスポート 2016年 (平成28年 春期)36: ITサービスマネジメントにおける可用性管理の目的として,適切なものはどれか。

ITパスポート 2016年 (平成28年 春期)
Q 3636 / 100
ITサービスマネジメントにおける管理の目的として,適切なものはどれか。
この問の正解率:55.76%(1,336件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

ITサービスマネジメントにおける可用性管理の目的として,適切なものはどれか。

選択肢

  • .ITサービスを提供する上で,目標とする稼働率を達成する。
  • .ITサービスを提供するシステムの変更を,確実に実施する。
  • .サービス停止の根本原因を究明し,再発を防止する。
  • .停止したサービスを可能な限り迅速に回復させる。

正解

. ITサービスを提供する上で,目標とする稼働率を達成する。

解説

可用性管理(Availability Management)はITサービスマネジメントの一プロセスで,サービスが合意された時間に確実に利用できる状態を維持・向上させることを目的とする. 具体的には可用性目標や稼働率目標を設定し,設計・運用段階で実現するよう監視・改善する. 変更を確実に実施するのは変更管理,サービス停止の根本原因究明と再発防止は問題管理,停止したサービスを迅速に回復させるのはインシデント管理の役割であり,いずれも可用性管理とは別のプロセスで扱われる. 各プロセスの目的を区別して理解する必要がある.

選択肢ごとの解説

  • .正しい. 可用性管理は,ITサービスを提供するうえで合意された目標稼働率や可用性レベルを達成するように,設計・運用・監視・改善を行うプロセスである. 「目標とする稼働率を達成する」という記述は可用性管理の中核的な目的そのものであり,本問の目的説明として最も適切である.
  • .誤り. ITサービスを提供するシステムの変更を確実に実施する活動は変更管理(変更管理プロセス)の目的の説明である. 変更要求の評価・承認・実装・レビューを通じてサービス品質への影響を抑える役割を担い,可用性目標達成を直接の目的とする可用性管理とは別のプロセスに該当する.
  • .誤り. サービス停止の根本原因を究明し再発を防止する活動は問題管理(Problem Management)の目的の説明である. インシデントの背後にある真因を分析し恒久対策を行うプロセスで,合意された稼働率の達成を直接目的とする可用性管理とは別のプロセスに分類されるため,本選択肢は不適切である.
  • .誤り. 停止したサービスを可能な限り迅速に回復させる活動はインシデント管理(Incident Management)の目的の説明である. サービス中断の影響を最小化することを狙うプロセスであり,合意稼働率の達成を統合的に計画・管理する可用性管理とは異なるため,本問の目的とはずれている.

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