ITパスポート 2017年 (平成29年 秋期) 問49「企業においてITガバナンスを確立させる責任者は誰か。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約77%です。
正解
イ. 経営者
正答率 76.5%(1,346人中 1,030人が正解)
問題の解説
ITガバナンス(IT Governance)は,企業が戦略的目標の達成,リスク管理,資源の最適活用のためにITを適切に統制・活用する仕組みである。コーポレートガバナンスの一部を構成し,最終的な確立責任は経営者(取締役会・代表取締役等)が担う。システム部門やIT担当者は実行・運営を担うが,ガバナンス確立の最終責任者は経営者。正解はイ。
選択肢ごとの解説
- 株主は企業の所有者として,取締役の選任・解任や重要事項の承認を通じて経営を監督する立場にある。しかし企業内でITガバナンスの仕組みを構築し運営する直接的な責任者は経営者であり,株主は外部の監視主体。
- 企業のITガバナンスはコーポレートガバナンスの一環であり,経営者(CEO・取締役会)がITに関する意思決定権限,リスク管理,資源配分の最高責任を持つ。経営目標とIT戦略の整合を確保する最終責任者は経営者。正解。
- システム監査人はITガバナンスの整備・運用状況を独立した視点で評価・検証する役割を担う。確立する側ではなく,確立された仕組みが機能しているかを点検・評価する立場であり,責任者ではない。
- システム部門長はIT施策の企画・実行を担い,日々のIT運営に責任を持つが,企業全体のITガバナンスを確立する最終的な経営上の責任は経営者が担う。部門長は執行側の責任者であり,ガバナンス確立の最高責任者ではない。
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