ITパスポート 2017年 (平成29年 秋期) 問19「ソフトウェアライフサイクルの主プロセスを,企画,要件定義,開発,運用,保守に分け…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約72%です。
正解
エ. どのようなシステムを構築するかを,機能,性能,利用方法などの観点で,利用者側と開発者側で明確にする。
正答率 72.5%(1,089人中 789人が正解)
問題の解説
ソフトウェアライフサイクルの各プロセスの作業を区別する。企画=システム化の目的・投資効果を検討。要件定義=利害関係者と機能・性能・制約を合意。開発(設計→実装→テスト)=要件をシステムとして実現。運用=稼働後の安定的な提供。保守=変更・不具合対応。要件定義で実施する作業は,機能や性能などの観点でシステム要件を明確化・合意することであり,正解はエ。
選択肢ごとの解説
- 稼働環境での受入れテストは,開発完了後にシステムが要件を満たしているか発注者が確認する工程であり,開発の後期または移行フェーズの作業である。要件を「定義する」段階ではなく,定義された要件を「検証する」段階の作業。
- 外部委託先への提示と費用見積り入手は,調達管理や企画段階の作業である。RFP(Request For Proposal,提案依頼書)の作成・提示などがこれに該当する。要件定義の前段階として行われることもある。
- データ書式やデータベース構造の詳細決定は,要件定義より後の設計工程(特に詳細設計)の作業である。要件定義ではまず「何を実現するか」を決めることを優先し,「どのように実現するか」の詳細化は設計工程で行う。
- 構築するシステムの機能,性能,利用方法などを利用者側と開発者側で明確にする作業が要件定義である。この段階での合意が後続工程の設計・開発の基礎となるため,利害関係者の合意取得が最重要事項。正解。
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