ITパスポート 2018年 (平成30年 秋期) 問41「適切なITガバナンスを構築するための役割①〜④に関して,それを担う経営者と情報シ…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約61%です。
正解
ア. 経営者:①,② / 情報システム部門の責任者:③,④
正答率 61.1%(1,307人中 799人が正解)
問題の解説
ITガバナンスの役割分担では、経営者は全社的な戦略・方針の決定(①ITガバナンス方針の明確化、②IT投資の原則制定)を担当し、情報システム部門責任者は部門内の実行管理(③部門内役割分担・権限の決定、④プロジェクト進捗管理)を担当する。経営者がWhat(何を・なぜ)を決め、情報システム部門がHow(どうやって・日々の実行管理)を担うという分担が基本原則。IT戦略の意思決定は経営者、その具体的な実行は担当部門というガバナンス構造の原則通りである。
選択肢ごとの解説
- 正解。①ITガバナンス方針の明確化と②情報化投資の原則制定は全社的な経営意思決定として経営者が担う役割。③情報システム部門内の役割分担決定と④プロジェクト進捗管理は部門レベルの実行管理として情報システム部門責任者が担う役割。この正しい組合せがアとなる。
- 誤り。③の「情報システム部門内の役割分担決定」は部門内の実行管理であり経営者の役割ではなく情報システム部門責任者の役割。経営者は全社的方針決定を担い部門内の具体的役割分担設定には通常直接関与せず、これを経営者の役割とするイの組合せは誤りとなる。
- 誤り。①「ITガバナンス方針の明確化」は全社の基本方針を決める経営者の役割であり、情報システム部門責任者の役割ではない。ITガバナンスの方針設定は経営レベルの意思決定であり、部門責任者に委ねることはガバナンスの観点から不適切となる。
- 誤り。④「プロジェクト進捗管理」は情報システム部門責任者の実行管理業務であり、経営者が直接関与すべき管理粒度ではない。①「ITガバナンス方針」は経営者の役割なのでエの組合せでは①と④の割当てが逆になっており誤りである。
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