宅地建物取引士試験 平成16年(2004年)10月7: 次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1/50問

権利関係
A所有の土地につき、AとBとの間で売買契約を締結し、Bが当該土地につき第三者との間で売買契約を締結していない場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。

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この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

選択肢

  • 1.土地の所有者は、隣地から雨水が自然に流れてくることを阻止するような工作物を設置することはできない。
  • 2.土地の所有者は、隣地の所有者と共同の費用をもって、境界を表示すべき物を設置することができる。
  • 3.土地の所有者は、隣地から木の枝が境界線を越えて伸びてきたときは、自らこれを切断できる。
  • 4.土地の所有者は、隣地から木の根が境界線を越えて伸びてきたときは、自らこれを切断できる。

正解

3. 土地の所有者は、隣地から木の枝が境界線を越えて伸びてきたときは、自らこれを切断できる。

解説

相隣関係の問題。①隣地から自然に流れてくる水を妨げてはならない(民法214条、自然水流の承水義務)。②境界標は隣地所有者と共同費用で設置可能(民法223条)。③隣地から伸びてきた『枝』は所有者に切除させなければならず、H16時点では自ら切断できない(旧民法233条1項)。※令和3年改正で要件下で自ら切除可となった。④隣地から伸びてきた『根』は自ら切断可能(民法233条2項)。枝と根で扱いが異なるのがポイント。

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