応用情報技術者試験 令和4年度春期 午前 問1「浮動小数点数を,仮数部が7ビットである表示形式のコンピュータで計算した場合,情報…」の正解と解説です。応用情報技術者試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約41%です。
ア. {(1.1)2×2-3+(1.0)2×2-4}+(1.0)2×25
正答率 40.9%(247人中 101人が正解)
情報落ちは、指数(桁)が大きく異なる数どうしの加減算で、小さい方の数の仮数を指数の大きい方にそろえる際、仮数部の表現可能ビット数(ここでは7ビット)に収まりきらず下位の桁が捨てられる現象です。各選択肢を{ }内から順にトレースし、「大きい数」と「小さい数」をそろえたとき小数点以下の有効桁が7ビットを超えるかを調べると、超えなければ情報落ちは起きません。正解のアは{ }内が(1.1)2×2⁻³+(1.0)2×2⁻⁴=(1.0)2×2⁻²と近い指数どうしの和で誤差なく0.25になり、続く0.25と2⁵(=32)の加算では指数差が7なので0.25の先頭の1がちょうど仮数部7ビット目に収まり、桁が捨てられず情報落ちが発生しません。