選択肢
- ア.オブジェクト指向設計によってプログラムの再利用性や生産性が向上することはない。
- イ.オブジェクトに外部からメッセージを送れば機能するので,利用に際してその内部構造や動作原理の詳細を知る必要はない。
- ウ.個々のオブジェクトは細分化して設計するので,大規模なソフトウェア開発には使用されない。
- エ.プログラムは処理手順に従って設計され,データの集合はできるだけプログラムと関連付けない。
正解
イ. オブジェクトに外部からメッセージを送れば機能するので,利用に際してその内部構造や動作原理の詳細を知る必要はない。
解説
オブジェクト指向 (Object-Oriented) ではデータと処理 (メソッド) をオブジェクトにまとめ,外部からはメッセージを送るだけで利用できる.内部実装の詳細を隠蔽すること (カプセル化,encapsulation) で保守性と再利用性が向上する.継承 (inheritance) ・多態性 (polymorphism) と並ぶ3大特徴の一つ.手続き型 (構造化) プログラミングではデータと処理を分離するため対比的に覚えるとよい.
選択肢ごとの解説
- ア.オブジェクト指向は再利用性と生産性の向上を狙う設計思想であり,この記述は逆の主張となる.実際にはクラスライブラリ等で広く再利用が実現されており,オブジェクト指向の効用は明確で逆.覚え方や類似用語の区別を整理して
- イ.正解.カプセル化により外部からはメッセージで操作するだけで内部の詳細を知らずに利用できる.この情報隠蔽がオブジェクト指向の重要な特徴で,3大特徴 (カプセル化・継承・多態性) の中核.覚え方や類似用語の区別を整
- ウ.オブジェクト指向は大規模開発でこそ威力を発揮する設計手法である.再利用性と保守性で大規模システム開発が容易になり,事実上のデファクトとなっているため「大規模に使えない」は誤り.覚え方や類似用語の区別を整理してお
- エ.処理手順中心でデータをプログラムから切り離すのは手続き型 (構造化) プログラミングの特徴である.オブジェクト指向はデータと処理を統合する逆の発想で,両者は対照的なパラダイム.覚え方や類似用語の区別を整理してお
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