ITパスポート 2009年 (平成21年 春期) 問52「ITガバナンスについて説明したものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約85%です。
正解
イ. 企業が競争優位性を構築するために,IT戦略の策定・実行をガイドし,あるべき方向へ導く組織能力
正答率 85.1%(1,410人中 1,200人が正解)
問題の解説
ITガバナンスは、経営者がITの投資や活用を経営の目標に沿った方向へ導き、統制していく考え方であり、そのための組織の力を指す。IT戦略をつくって実行し、事業の競争力を高めることが狙いである。運用の手引き、提案を求める書類、サービス水準の取決めは、それぞれ別の概念である。
選択肢ごとの解説
- ITサービスの管理や運用の優れた事例を包括的にまとめた枠組みは、ITILのことである。ITガバナンスは、こうした運用管理より上位にあたる、経営の視点での統制を指す。
- 正しい。ITガバナンスは、経営の目標に沿ってIT戦略を立てて実行し、事業を望ましい方向へ導く、組織としての能力を表す。
- ITベンダに具体的なシステムの提案を求めるために、発注側が示す文書は、提案依頼書(RFP)である。調達の手続きで使う文書であり、ガバナンスの説明ではない。
- サービス提供者が、提供するサービスの水準を明記して利用者と交わす合意書は、SLA(サービスレベルアグリーメント)である。
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