問題本文
プロジェクトマネジメントにおけるWBSの要素分解に関する記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
- ア.要素分解の最下位の詳細さは、コスト見積りとスケジュール作成を行えるレベルである。
- イ.要素分解の最下位の詳細さは、プロジェクトの規模によらず同じにする。
- ウ.要素分解の深さは、すべての要素成果物に対して同じにする。
- エ.要素分解を細かくすればするほど作業効率が向上する。
正解
ア. 要素分解の最下位の詳細さは、コスト見積りとスケジュール作成を行えるレベルである。
解説
WBS(Work Breakdown Structure)は作業を階層的に分解した図で、各最下位要素(ワークパッケージ)に対しコスト見積・スケジュール作成が可能なレベルまで詳細化するのが原則.プロジェクトの規模・性質により分解の深さは変える.全要素が同じ深さでなくてもよく、過剰に細分化すると管理コストが増えるので適度な詳細化が重要.「最下位=見積・予実管理可能レベル」が要諦で、機械的に深く分解すれば良いわけではない.
選択肢ごとの解説
- ア.正解.最下位要素はコスト見積りとスケジュール作成が行えるレベルまで分解する.それ以上細分化しても管理オーバヘッドが増えるだけで効果が薄いため、これが分解の終点になる.
- イ.プロジェクト規模によらず同じ詳細さは不適切.規模・性質・期間に応じて適切な分解レベルを設定する必要があり、小規模プロジェクトに過剰な詳細化は無用.
- ウ.要素分解の深さを全要素で同じにする必要はない.作業の複雑さや見積精度の必要性に応じて深さを変えるのが現実的で、機械的な統一は無意味.
- エ.細分化しすぎると管理工数が増え、かえって作業効率が下がる.必要十分なレベルで止めるのが原則であり、「細かいほどよい」は誤った認識.
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