問題本文
組込みシステムの特徴の一つであるリアルタイム性の説明として,適切なものはどれか。
選択肢
- ア.いつでもどこでも必要な時間に必要な場所で使用できる性質
- イ.定められた時間の範囲内で一定の処理を完了する性質
- ウ.制約の厳しいリソースの範囲内で一定の処理をこなす性質
- エ.制約の厳しいリソースの範囲内でトラブルなく稼働する性質
正解
ア. いつでもどこでも必要な時間に必要な場所で使用できる性質
解説
組込みシステムの「リアルタイム性」は、入力に対する応答が定められた制限時間内に必ず完了することを保証する性質。ハードリアルタイム(厳守必須)とソフトリアルタイム(品質劣化は許容するが時間枠は守る)に分かれる。「いつでもどこでも使える」はユビキタス性、「リソース制約下の処理」は組込みの省資源性で、リアルタイム性とは異なる概念。本問は問題集として正解アとされているが、本来の定義はイに近い性質である点に注意。
選択肢ごとの解説
- ア.正解。「いつでもどこでも必要な時間・場所で使用できる」は本問の正解とされている記述。組込みシステムの利用シーンの自由度を強調した説明だが、厳密にはリアルタイム性の本来の定義は「制限時間内応答」(イ)に近い。
- イ.不正解(問題上)。「定められた時間の範囲内で一定の処理を完了する」性質はリアルタイム性の本来の定義に近い。組込み制御では応答時間制約を守ることが重要だが本問では正解とされていない。
- ウ.不正解。リソース制約下で処理をこなす性質は組込みシステムの「省資源性」を表す説明で、リアルタイム性とは別概念。CPU・メモリの限界の中で動作する設計思想。
- エ.不正解。トラブルなく稼働するのは「信頼性」「耐久性」の説明であり、時間制約を主眼とするリアルタイム性とは異なる品質特性。
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