問題本文
SWOT分析で用いる四つの視点の一つである"脅威"になり得る事例はどれか。
選択肢
- ア.家電メーカA社:技術力の低下によって,新製品開発数が減少している。
- イ.自動車販売会社B社:営業員のモチベーションが以前に比べて下降気味である。
- ウ.ブランドショップC社:ブランド好感度が下がってきている。
- エ.輸出企業D社:為替レートが円高基調で推移している。
正解
エ. 輸出企業D社:為替レートが円高基調で推移している。
解説
SWOT分析の脅威(Threats)は,自社にとって外部環境上の不利な要因を指します。為替レート・法規制・市場変化・競合参入等が該当します。為替レートの円高は輸出企業にとって外部要因(マクロ環境)による不利な状況であり,脅威に該当します。SWOT分析の4観点は強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)が内部要因,機会(Opportunities)・脅威(Threats)が外部要因です。社内の技術力低下やモチベーション低下は内部要因なので弱み(W)に分類される点が頻出ポイントで,内外の区別が判断の鍵です。
選択肢ごとの解説
- ア.技術力の低下による新製品開発数減少は自社内の能力・組織に関する内部要因であり,SWOTでは弱み(Weakness)に分類される。外部環境上の脅威ではないため誤り。内部vs外部の区別が判断ポイント。
- イ.営業員のモチベーション低下は社内の人的資源(モラル・士気)に関する内部要因であり,弱み(Weakness)に分類される。組織内部の状態は脅威(外部要因)ではないため誤り。社内要因か外部要因かを区別する。
- ウ.ブランド好感度の低下は自社のブランド資産・評判に関する内部要因であり,弱み(Weakness)に分類される。市場側の動向ではあるが自社固有の評価のため脅威(マクロ外部要因)ではなく誤り。
- エ.正解。為替レートの円高基調は輸出企業にとって外部環境上の不利な要因。為替は典型的なマクロ外部要因であり,自社のコントロール外で発生する不利な状況のため,SWOT分析の脅威(Threats)に該当する代表例。
ITパスポート 2013年 (平成25年 秋期) の過去問一覧へ戻る・問18