ITパスポート試験 ITパスポート 2013年 (平成25年 春期)15: PCの生産などに利用されるBTOの説明として,最も適切なものはどれか。

ITパスポート 2013年 (平成25年 春期)
Q 1515 / 84
PCの生産などに利用されるの説明として,最も適切なものはどれか。
この問の正解率:84.88%(1,296件)

解説

ITパスポート 2013年 (平成25年 春期) 問15「PCの生産などに利用されるBTOの説明として,最も適切なものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「ストラテジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約85%です。

正解

. 製品を完成品ではなく部品の形で保存しておき,顧客の注文を受けてから,注文内容に応じた製品を組み立てる。

正答率 84.9%(1,296人中 1,100人が正解)

問題の解説

BTO(Build To Order,受注生産)は,標準的な部品やモジュールを在庫として保持しておき,顧客の注文を受けた時点でその仕様に合わせて組み立てて出荷する生産方式である.PCメーカ(Dell,Lenovoなど)に多く採用され,顧客は希望のCPU・メモリ・ストレージを選んで発注できる.メリットは完成品在庫リスク低減と顧客ニーズへの柔軟対応で,デメリットは納期がやや長い点.アはOEM(他社ブランドでの製造受託),ウはJIT(ジャストインタイム生産),エはセル生産方式の説明であり,いずれもBTOとは異なる.顧客注文を起点に部品から組み立てるイが正解.

選択肢ごとの解説

  • 自社のロゴを取り付けた製品を他社に組み立てさせるのはOEM(Original Equipment Manufacturing,相手先ブランド製造)の説明.発注側ブランドで他社に生産を委託する仕組みで,自社のPC組立に当てはまることはあっても顧客注文を起点とするBTOとは概念が異なるため誤り.
  • 正解.製品を完成品ではなく部品の形で在庫しておき,顧客の注文を受けてから注文内容に応じた製品を組み立てるのがBTO(Build To Order,受注生産)そのもの.DellのPC生産が典型例で,部品の標準化と顧客カスタマイズを両立できる仕組みとして設問と完全に一致する.
  • 必要な時期に必要な量の原材料・部品を調達することで生産工程間の中間在庫を最小化するのはJIT(Just In Time,ジャストインタイム)生産方式の説明.トヨタ生産方式で有名な手法で,在庫を持たない点はBTOと共通だが,受注タイミングを起点とする概念ではないため誤り.
  • 一つの製品を1人または少人数の作業者だけで組み立てる方式はセル生産方式.作業範囲を広げることで熟練度向上やモチベーション向上を狙い,多品種少量生産への柔軟対応も実現する組立形態.顧客注文を起点に部品から組み立てるというBTOの概念とは別の生産形態であり,設問の説明として誤り.

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