ITパスポート試験 ITパスポート 2013年 (平成25年 春期)40: システム開発における共通フレームの目的として,適切なものはどれか。

ITパスポート 2013年 (平成25年 春期)
Q 4040 / 100
システム開発における共通フレームの目的として,適切なものはどれか。
この問の正解率:71.84%(1,296件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

システム開発における共通フレームの目的として,適切なものはどれか。

選択肢

  • .コンピュータシステムの運用・管理業務に関して体系化されたガイドラインを提供する。
  • .事業者間などで用語やその意味する内容が異なっていることを想定し,相互の理解を助けるための共通の物差しを提供する。
  • .システム開発時に管理・技術の両面で組織における情報セキュリティを確保するための対策を提供する。
  • .プロジェクト管理において必要な知識を体系化して提供する。

正解

. 事業者間などで用語やその意味する内容が異なっていることを想定し,相互の理解を助けるための共通の物差しを提供する。

解説

共通フレームはシステム開発における発注者・受注者間の用語や作業項目の解釈の違いを埋めるため,共通の物差し(参照モデル)を提供するガイドライン.主ライフサイクル・支援・組織プロセス等を体系化し,各プロセスや作業項目に共通用語を定義することで取引適正化と相互理解を促す.正解はイ.アはITIL(運用管理ガイドライン),ウは情報セキュリティ管理基準(セキュリティ確保ガイドライン),エはPMBOK(プロジェクト管理知識体系)の説明であり,共通フレームの目的とは異なる.共通フレームは主に2007や2013などの版があり,日本独自のシステム開発標準として位置付けられる.

選択肢ごとの解説

  • .コンピュータシステムの運用・管理業務に関して体系化されたガイドラインを提供するのはITIL(IT Infrastructure Library)の説明.ITサービスマネジメントのベストプラクティス集としてサービス運用・サポートの標準を示す枠組みで,開発を含む共通フレームの目的とは範囲・性質が異なるため誤り.
  • .正解.事業者間で用語やその意味する内容が異なることを想定し,相互の理解を助けるための共通の物差しを提供するのが共通フレームの目的.発注者と受注者の認識ギャップを埋めるための共通用語・参照モデルとして機能し,設問記述と完全に一致する.取引適正化の基盤としての役割を担う.
  • .システム開発時に管理・技術の両面で組織における情報セキュリティを確保するための対策を提供するのは情報セキュリティ管理基準やISMS関連ガイドライン.セキュリティ確保の枠組みであり,用語の相互理解を目的とする共通フレームとは目的・性質が異なるため誤り.
  • .プロジェクト管理において必要な知識を体系化して提供するのはPMBOK(Project Management Body of Knowledge)の説明.プロジェクトマネジメントの知識体系として10の知識エリアを整理した標準で,事業者間の用語統一を目的とする共通フレームとは目的が異なるため誤り.

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