ITパスポート 2015年 (平成27年 秋期) 問35「システム監査は,監査対象から独立かつ客観的立場のシステム監査人が情報システムを総…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約63%です。
正解
ウ. 経営者
正答率 62.5%(1,633人中 1,021人が正解)
問題の解説
システム監査の助言・勧告先を問う問題. システム監査は監査対象から独立かつ客観的立場のシステム監査人が情報システムを総合的に点検・評価し,その結果に基づき助言・勧告を経営者に対して行う活動. システム監査基準では,監査は経営者の依頼に基づいて実施され,監査結果も依頼者である経営者に報告するのが基本. 経営者が判断・指示を行い,被監査部門や利用者に対して改善実施を指示する流れとなる. 株主・監督官庁・利用者は直接の報告対象ではない. システム監査人は監査・報告までを行い,改善実施は経営者の責任で行うという役割分担が重要.
選択肢ごとの解説
- 誤り. 株主は会社の所有者で経営状況に関心を持つ立場だが,システム監査の報告は経営者→株主の経路で開示されるのが原則で,監査人が直接株主に報告するものではない. 会社法上の株主対応は経営者の責任であり,内部監査としてのシステム監査の直接報告先には該当しない選択肢.
- 誤り. 監督官庁への報告は法令で要求される場合(金融機関の業務報告書など)に経営者・代表取締役が行うもので,システム監査人が直接行うものではない. 監査結果を行政に報告する義務が監査人にあるわけではなく,監査人の役割は経営者への報告と助言にとどまる.
- 正解. システム監査の依頼者であり最終的な経営判断を行う経営者がシステム監査人の助言・勧告先. 経営者が改善実施を指示することで監査結果が組織の意思決定に反映されるため,監査人は経営者に対して直接報告・助言する立場にある. 監査人の最終報告先と覚える.
- 誤り. システムの利用者は監査対象部門の一員であって,監査結果の最終的な意思決定者ではない. 監査人が直接利用者に助言・勧告を行う立場ではなく,改善指示は経営者を経由して被監査部門に伝達されるのが筋道. 監査結果の伝達経路を取り違えた選択肢である.
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