問題本文
全文検索型検索エンジンの検索データベースを作成する際に用いられ,Webページを自動的に巡回・収集するソフトウェアはどれか。
選択肢
- ア.CGI
- イ.クローラ
- ウ.クロスサイトスクリプティング
- エ.バックドア
解説
クローラ(crawler,スパイダ・ボットとも呼ばれる)は,検索エンジンがWebページを自動巡回・収集し,全文検索用インデックス(検索データベース)を作成するために用いるプログラムである. ハイパーリンクをたどって新たなページを発見し,本文・メタ情報(タイトル・キーワード等)を取得して検索可能な形に保存する仕組み. Googlebot,Bingbotなどが代表例. CGIはWebサーバ上でプログラムを動的実行する仕組み,クロスサイトスクリプティングはWebアプリ脆弱性を悪用する攻撃手法の一種,バックドアは不正侵入経路を残す仕掛けで,いずれも検索エンジンの自動巡回プログラムとは目的・性質が異なる別概念の用語である.
選択肢ごとの解説
- ア.誤り. CGI(Common Gateway Interface)はWebサーバ上でプログラムを動的に実行しコンテンツを生成する仕組みの説明で,Webページの自動巡回・収集プログラムではない. 掲示板やフォームなどの動的Webコンテンツを生成する古典的な仕組みであり,検索エンジンのクローラとは役割が大きく異なる用語である.
- イ.正しい. Webページを自動的に巡回・収集して全文検索型検索エンジンの検索データベースを作成するためのソフトウェアはクローラであり,本問の用途に合致するため. スパイダ・ボットとも呼ばれ,検索エンジンが最新のWeb情報を取得・索引化するための中核技術として位置付けられる重要な仕組みである.
- ウ.誤り. クロスサイトスクリプティング(XSS)はWebアプリケーションの脆弱性を突き悪意あるスクリプトを利用者ブラウザに実行させる攻撃の説明で,検索エンジンの巡回プログラムではない. Webサイトに仕込まれた攻撃用スクリプトの問題であり,本問の検索データベース作成とは無関係な攻撃手法である.
- エ.誤り. バックドアは正規認証を経ずに侵入できる秘密の経路や仕掛けの説明で,検索エンジンの自動巡回プログラムとは別物である. 攻撃者が後で再侵入するために残す不正な仕掛けであり,検索データベース作成という本問の正規な目的とは性質も用途も全く異なる用語である.
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