ITパスポート試験 ITパスポート 2016年 (平成28年 春期)15: 技術開発戦略の策定に当たって,分析を行うために用いる技術ポートフォリオの説明として,適切なものはどれか。

ITパスポート 2016年 (平成28年 春期)
Q 1515 / 100
技術開発戦略の策定に当たって,分析を行うために用いる技術ポートフォリオの説明として,適切なものはどれか。
この問の正解率:81.73%(1,281件)

解説

ITパスポート 2016年 (平成28年 春期) 問15「技術開発戦略の策定に当たって,分析を行うために用いる技術ポートフォリオの説明とし…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「ストラテジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約82%です。

正解

. 技術水準や技術の成熟度を軸にしたマトリックスに,市場における自社の技術の位置づけを示したもの

正答率 81.7%(1,281人中 1,047人が正解)

問題の解説

技術ポートフォリオは,技術開発戦略の策定にあたって自社の技術ポジションを俯瞰するための分析手法で,例えば「技術水準(優位性)」と「技術の成熟度」など二軸のマトリックス上に自社が保有・開発する技術をプロットし,各技術の市場における位置づけを可視化する. これにより,投資強化すべき技術や撤退候補となる技術を識別し,リソース配分の意思決定を行う. 投資の回収計画は事業計画やキャッシュフロー分析,開発日程や到達目標はロードマップ,要素技術の木構造表現は技術ツリーの説明であり,いずれも技術ポートフォリオとは別の概念である.

選択肢ごとの解説

  • 正しい. 技術ポートフォリオは,技術水準や技術の成熟度といった軸でマトリックスを構成し,自社の技術を市場ポジションごとに配置して俯瞰する分析手法である. これにより重点投資・育成・縮小すべき技術を判断する材料が得られるため,問題文に示された手法の説明として最も適切である.
  • 誤り. 自社製品の開発開始から損益分岐点に達するまでの期間や投資・利益の累計を示す図は,投資回収を判断する事業計画やキャッシュフロー分析の説明である. 技術ポジションを俯瞰する技術ポートフォリオではなく,財務的な投資評価ツールに該当するため,本問の説明とは合致しない.
  • 誤り. 自社で開発すべき技術の開発日程や到達目標,開発技術と新製品・ビジネスプランとの関連を時系列に示すのは技術ロードマップの説明である. 技術ポートフォリオは時系列計画ではなく自社技術のポジションをマトリックスで可視化するものなので,本選択肢は適切でない.
  • 誤り. 自社の保有する技術を要素技術へ分解し,木構造で体系的に整理して示すのは技術ツリーの説明である. 技術ポートフォリオはマトリックス上に自社技術を配置して市場ポジションを示す手法であり,木構造による技術体系の表現とは異なるため,本選択肢は適切でない.

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