ITパスポート試験 ITパスポート 2018年 (平成30年 秋期)13: A社では,受注から納品までの期間が,従来に比べて長く掛かるようになった。原因は,各部門の業務の細分化と専門化が進んだことによって,受注から出荷までの工程数が増え

ITパスポート 2018年 (平成30年 秋期)
Q 1313 / 100
A社では,受注から納品までの期間が,従来に比べて長く掛かるようになった。原因は,各部門の業務の細分化と専門化が進んだことによって,受注から出荷までの工程数が増え,工程間の待ち時間も増えたからである。経営戦略として,リードタイムの短縮とコストの削減を実現するために社内の業務プロセスを抜本的に見直したいとき,適用する手法として,適切なものはどれか。
この問の正解率:85.26%(1,282件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

A社では,受注から納品までの期間が,従来に比べて長く掛かるようになった。原因は,各部門の業務の細分化と専門化が進んだことによって,受注から出荷までの工程数が増え,工程間の待ち時間も増えたからである。経営戦略として,リードタイムの短縮とコストの削減を実現するために社内の業務プロセスを抜本的に見直したいとき,適用する手法として,適切なものはどれか。

選択肢

  • .BCM
  • .BPR
  • .CRM
  • .SFA

正解

. BPR

解説

BPR(Business Process Reengineering=業務プロセス再設計)は、業務の手順・ルール・組織構造をゼロベースで抜本的に見直し、コスト・品質・スピード・サービスを劇的に改善することを目的とした経営手法。マイケル・ハマーらが1990年代に提唱した。既存業務を少し改善するのではなく、目標から逆算して業務プロセス全体を再構築する点が特徴。工程数増加と待ち時間によるリードタイム悪化という構造的問題の根本解決にはBPRが最も適切な手法となる。

選択肢ごとの解説

  • .誤り。BCM(Business Continuity Management=事業継続管理)は、大規模災害・システム障害・重大事故が発生した際にも基幹業務を継続または迅速に復旧できるよう管理・計画する取組み。リードタイム短縮やコスト削減を目的とした業務プロセス改革とは目的が根本的に異なる。
  • .正解。BPR(Business Process Reengineering)は業務プロセスを抜本的に再設計しリードタイム短縮・コスト削減・品質向上を実現する手法。設問の「業務の細分化・専門化による工程増加と待ち時間発生」という構造的問題を根本から解決する手法として最も適切で、ゼロベースの再設計が特徴である。
  • .誤り。CRM(Customer Relationship Management=顧客関係管理)は顧客情報を一元管理し、顧客との長期的な良好関係を構築することで収益拡大を目指すシステム・手法。製造・物流業務のリードタイム問題を解決することを目的とするものではなく、顧客接点の管理・改善が主目的である。
  • .誤り。SFA(Sales Force Automation=営業支援システム)は営業活動の情報共有・効率化・案件管理を支援するITシステム。営業部門の活動効率化が主目的であり、製造・物流工程を含む業務全体のリードタイム短縮を実現する経営改革手法ではない。

ITパスポート 2018年 (平成30年 秋期)過去問一覧へ戻る・問13