ITパスポート試験 ITパスポート 2018年 (平成30年 秋期)21: X社では,現在開発中である新商品Yの発売が遅れる可能性と,遅れた場合における今後の業績に与える影響の大きさについて,分析と評価を行った。この取組みに該当するもの

ITパスポート 2018年 (平成30年 秋期)
Q 2121 / 100
X社では,現在開発中である新商品Yの発売が遅れる可能性と,遅れた場合における今後の業績に与える影響の大きさについて,分析と評価を行った。この取組みに該当するものとして,適切なものはどれか。
この問の正解率:70.34%(1,389件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

X社では,現在開発中である新商品Yの発売が遅れる可能性と,遅れた場合における今後の業績に与える影響の大きさについて,分析と評価を行った。この取組みに該当するものとして,適切なものはどれか。

選択肢

  • .ABC分析
  • .SWOT分析
  • .環境アセスメント
  • .リスクアセスメント

正解

. リスクアセスメント

解説

リスクアセスメント(Risk Assessment)はリスクの特定→分析→評価という3ステップからなる活動で、リスクマネジメントの中核プロセス。リスクの発生可能性(確率)と発生時の影響度(重大性・コスト)を分析・評価し、対応の要否と優先順位を判断する。設問の「発売遅延の可能性」と「業績への影響の大きさ」を分析・評価することはリスクアセスメントの典型的な取組みである。ISO 31000(リスクマネジメントの国際規格)で体系的に定義されている。

選択肢ごとの解説

  • .誤り。ABC分析は商品や顧客を売上・取引量の大きさでA(重要)・B(通常)・C(軽微)の3グループに分類し重点管理対象を明確化する手法。在庫管理・顧客管理での優先順位付けに有効だが、リスクの発生確率と影響度を分析・評価するリスクアセスメントとは別の手法である。
  • .誤り。SWOT分析は自社の強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)・機会(Opportunities)・脅威(Threats)を整理して戦略を立案する手法。経営環境の全体像を把握する手法であり、特定リスクの発生確率と影響度を定量的に評価するリスクアセスメントとは目的・手順が異なる。
  • .誤り。環境アセスメントは工事・開発プロジェクトが自然環境(大気・水質・騒音・生態系等)に与える影響を事前評価する手続き(環境影響評価法に基づく法的手続き)。自然環境保護を目的とした公的手続きであり、事業リスクの発生確率・影響度を評価するビジネスリスクアセスメントとは異なる概念である。
  • .正解。リスクアセスメントは発生可能性(確率)と影響度の両面からリスクを分析・評価し、対応の必要性と優先順位を決定する活動。新商品発売遅延リスクの発生可能性と業績への影響を分析・評価する取組みはこれに正確に該当する。

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