問題本文
プロジェクトの管理を進捗管理,品質管理,コスト管理と分けた場合,進捗管理の確認事項として,最も適切なものはどれか。
選択肢
- ア.結合テストが様々な観点で網羅的に行われているかどうか。
- イ.今後の費用増加はどの程度見込まれるか。
- ウ.作業の遅れが全体日程に与える影響はどの程度か。
- エ.設計の不備を発見するための設計レビュー手順が確立しているかどうか。
正解
ウ. 作業の遅れが全体日程に与える影響はどの程度か。
解説
プロジェクト管理は進捗管理・品質管理・コスト管理の3要素から構成される。進捗管理は計画した工程・スケジュールに対して実際の作業がどこまで進んでいるかを把握し、遅延の有無とその影響を評価する活動。「作業の遅れが全体日程に与える影響評価」は進捗管理の中心的な確認事項。クリティカルパスへの影響・マイルストーン達成状況・完了見込み日のズレの評価が進捗管理の核心となる。品質・コスト・進捗の各活動の区別を正確に把握することが重要。
選択肢ごとの解説
- ア.誤り。テストが様々な観点で網羅的に行われているかの確認は品質管理の確認事項。テストカバレッジ・バグ検出密度・レビュー状況などが品質管理で追跡する指標となる。進捗は「いつまでに完了するか」、品質は「どのレベルで完了しているか」というように目的が異なる。
- イ.誤り。今後の費用増加見込みの評価はコスト管理(Cost Management)の確認事項。Earned Value Management(EVM)等を使った費用実績の追跡とコスト超過の早期検知・将来予測がコスト管理の目的であり、工程・スケジュールの遅延を確認する進捗管理とは異なる。
- ウ.正解。作業の遅れが全体日程に与える影響評価は進捗管理の中核確認事項。クリティカルパスへの影響・完了日のズレ・後続タスクへの影響・対策の要否を判断することが進捗管理の目的。ガントチャートやEVMのSV(スケジュール差異)が使われる。
- エ.誤り。設計の不備を発見するための設計レビュー手順が確立しているかは品質管理の確認事項。品質を確保するためのプロセス・手順(レビュー・テスト・検査)が適切に機能しているかを確認することは品質マネジメントの活動に分類される。
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