応用情報技術者試験 応用情報技術者試験 令和2年度 午前 問71: CPS(サイバーフィジカルシステム)を活用している事例はどれか。
CPS(サイバーフィジカルシステム)を活用している事例はどれか。
64.74%
問題本文
CPS(サイバーフィジカルシステム)を活用している事例はどれか。
選択肢
- ア.仮想化された標準的なシステム資源を用意しておき,業務内容に合わせてシステムの規模や構成をソフトウェアによって設定する。
- イ.機器を販売するのではなく貸し出し,その機器に組み込まれたセンサで使用状況を検知し,その情報を元に利用者から利用料金を徴収する。
- ウ.業務処理機能やデータ蓄積機能をサーバにもたせ,クライアント側はネットワーク接続と最小限の入出力機能だけをもたせてデスクトップの仮想化を行う。
- エ.現実世界の都市の構造や活動状況のデータによって仮想世界を構築し,災害の発生や時間軸を自由に操作して,現実世界では実現できないシミュレーションを行う。
正解
エ. 現実世界の都市の構造や活動状況のデータによって仮想世界を構築し,災害の発生や時間軸を自由に操作して,現実世界では実現できないシミュレーションを行う。
解説
CPS(サイバーフィジカルシステム)とは、現実世界(フィジカル空間)で収集したデータをコンピュータ上の仮想世界(サイバー空間)に取り込んで分析・シミュレーションし、その結果を現実世界へ反映させて活用する仕組みである。現実の都市データから仮想世界を構築し、災害発生や時間軸を操作して現実では行えないシミュレーションを行うエが、まさにCPSの活用事例であり正解である。
選択肢ごとの解説
- ア.仮想化資源を業務に合わせてソフトウェアで構成設定するのは、クラウド(SDI/SDx)的なシステム構成の話であり、CPSの事例ではないので誤り。
- イ.機器を貸し出しセンサで使用状況を検知して従量課金するのは、IoTを使ったサブスクリプション(従量課金)型ビジネスモデルの事例であり、CPSの本質的事例とはいえないので誤り。
- ウ.サーバに機能を集約しクライアントを最小化してデスクトップ仮想化を行うのは、シンクライアント/VDIの説明であり、CPSではないので誤り。
- エ.現実世界のデータで仮想世界を構築し、現実では実現できないシミュレーションを行うのは、フィジカルとサイバーを連携させるCPSの典型事例であり正しい。
応用情報技術者試験 令和2年度 午前 の過去問一覧へ戻る・問71