ITパスポート試験 ITパスポート 2012年 (平成24年 秋期)34: ITガバナンスを説明したものはどれか。

ITパスポート 2012年 (平成24年 秋期)
Q 3434 / 100
ITガバナンスを説明したものはどれか。
この問の正解率:76.76%(1,308件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

ITガバナンスを説明したものはどれか。

選択肢

  • .企業の社員個人の保有する知識を蓄積し,それを社内で共有することによって,社員のスキルや創造力を高めて企業競争力の強化を図る。
  • .個々のIT投資の正当性の評価をするのではなく,経営戦略とIT戦略との整合性や投資効果,組織の在り方などの評価のフレームワークを適用する。
  • .財務,顧客,内部業務プロセス,学習の四つの視点を用いて戦略に適合した個別の実施項目,数値目標などを設定してモニタリングすることで企業変革を推進する。
  • .複数の企業で共通的に存在する業務を,企業から切り離して集中・統合して独立させ,それぞれの企業で共有してサービス提供を受けることで経営の効率化を目指す。

正解

. 個々のIT投資の正当性の評価をするのではなく,経営戦略とIT戦略との整合性や投資効果,組織の在り方などの評価のフレームワークを適用する。

解説

正解はイ.ITガバナンスは経営戦略とIT戦略の整合性・IT投資効果・IT組織の在り方を経営側から統制・評価するためのフレームワーク.経済産業省の「システム管理基準」やCOBITなどが知られる.経営層がIT活用を方向付け・モニタリングする取組みであり,個々のIT投資の妥当性評価よりも全社的視点を重視する.ナレッジマネジメントは知識共有,BSC(Balanced Scorecard)は4視点での戦略管理,シェアードサービスは複数会社の共通業務を集約してサービス提供する仕組みで,いずれもITガバナンスとは別概念で混同しない.

選択肢ごとの解説

  • .社員の知識を蓄積・共有して創造力や競争力を高めるのはナレッジマネジメント(KM)の説明.個人知を組織知に変換する取組みであり経営とITの整合性評価を目的とするITガバナンスとは異なる.SECIモデルなどで論じられる概念.用語の意味を正確に把握すれば誤りと分かる.
  • .正解.個別投資の妥当性評価ではなく経営戦略とIT戦略の整合性・投資効果・組織の在り方などを評価するフレームワーク適用がITガバナンスの説明.IT統制を経営の視点で行う仕組みで,COBITなどのフレームワークが知られる.頻出論点なので押さえておく重要事項.
  • .財務・顧客・内部業務プロセス・学習と成長の4視点で戦略を実施項目に展開し数値目標で管理するのはBSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード)の説明.ガバナンスとは別の戦略管理手法で経営戦略を実行可能に翻訳する.設問の主題と異なる領域の概念で答えにならない.
  • .複数企業の共通業務を集中・統合・独立させてサービス提供を受けるのはシェアードサービスセンター(SSC)の説明.経理・人事・総務の共通化が典型例で,ITガバナンスとは異なる経営手法でグループ経営の効率化を狙う.用語の定義を取り違えやすい紛らわしい選択肢.

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