ITパスポート試験 ITパスポート 2012年 (平成24年 秋期)39: SLAとSLMに関する説明のうち,適切なものはどれか。

ITパスポート 2012年 (平成24年 秋期)
Q 3939 / 100
とSLMに関する説明のうち,適切なものはどれか。
この問の正解率:75.62%(894件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

SLAとSLMに関する説明のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  • .SLAとはサービス提供者から提示されるサービス改善の提案書であり,SLMとはサービスレベルを維持管理するための技術的な手段を提供する活動である。
  • .SLAとはサービス提供者とサービス利用者との間で取り決めたサービスレベルの合意書であり,SLMとはITサービスの品質を維持し,向上させるための活動である。
  • .SLAにはサービスレベルの達成度合いを測定し,問題を発見する活動が規定され,SLMには問題解決のための技術的な手段が規定される。
  • .SLAの狙いはサービスレベルのさらなる向上を図ることにあり,SLMの狙いはサービスの内容,要求水準などの共通認識を得ることにある。

正解

. SLAとはサービス提供者とサービス利用者との間で取り決めたサービスレベルの合意書であり,SLMとはITサービスの品質を維持し,向上させるための活動である。

解説

正解はイ.SLA(Service Level Agreement:サービスレベル合意書)はサービス提供者と利用者の間でサービス品質目標(可用性・応答時間・障害対応時間など)を数値で取り決める合意文書.SLM(Service Level Management:サービスレベル管理)はそのSLAを基準にサービス品質を継続的に測定・評価・改善するための管理活動(PDCAサイクル)を指す.SLAが「ものさし(契約書)」,SLMが「管理活動」と覚えると役割の区別が明確.提案書・改善提案はSLAではなく別概念で,目標設定と改善活動の主体・性格を取り違えやすいので注意.

選択肢ごとの解説

  • .SLAを「サービス改善提案書」と説明するのは誤り.SLAは合意書(契約に近い文書)であって提案書ではなく,内容も目標値とその達成判定の取り決め.提案書の役割と混同しないことで両者の用語整理を確実にする.用語の定義を取り違えやすい紛らわしい選択肢.
  • .正解.SLAはサービス提供者と利用者の間で取り決めたサービスレベルの合意書,SLMはITサービス品質を維持・向上させるための管理活動(PDCA).設問のSLA・SLMの定義と完全に一致する正しい組合せで合意書と管理活動の対応関係が明確.頻出論点なので押さえておく重要事項.
  • .SLAに達成度測定・問題発見の活動が規定されると説明するのはSLMの内容との取り違え.SLAは目標と判定基準を取り決める合意文書で,測定・改善のサイクル活動はSLMの守備範囲という役割分担を取り違えている.対象や目的が設問の条件と異なるため不適切.
  • .SLAとSLMの狙いの説明が逆転している組合せ.SLAは合意形成(共通認識を得る)が中心,SLMはサービス向上を継続的に図る活動.両者の主従関係と役割を取り違えないことが解答のポイントとなる注意箇所.別概念であり設問の答えにはならない選択肢.用語の意味を正確に把握すれば誤りと分かる.

ITパスポート 2012年 (平成24年 秋期)過去問一覧へ戻る・問39