ITパスポート 2012年 (平成24年 秋期) 問36「ITサービスマネジメントのプロセスにおいて,過去の履歴や構成情報などをデータベー…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約78%です。
正解
イ. a, b, c
正答率 77.7%(1,986人中 1,544人が正解)
問題の解説
正解はイ.ITサービスマネジメントでは構成管理データベース(CMDB:Configuration Management Database)やナレッジ管理データベースを整備し,(a)構成情報を常に正確・最新に維持して必要時に確認できるようにする,(b)過去のインシデント記録をナレッジ化してサービスデスクの一次回答率を高める,(c)障害原因と対策を蓄積して問題管理で再発防止に役立てる,という3つの目的をすべて満たす.a・b・cはいずれも適切なデータベース化の目的で,ITILの構成管理・インシデント管理・問題管理プロセスと対応している.
選択肢ごとの解説
- aのみを正解とするが,b(ナレッジ蓄積で一次回答率向上)もc(障害原因と対策の蓄積で再発防止)もデータベース化の重要目的であり,いずれも適切なため除外できない.設問条件に対し選び漏れが発生する不適切な組合せ.用語の定義を取り違えやすい紛らわしい選択肢.
- 正解.a(構成情報を常に正確・最新に維持し参照可能にする=構成管理),b(過去インシデントのナレッジ化で一次回答率向上=ナレッジ管理/サービスデスク),c(障害原因と対策蓄積で再発防止=問題管理)はすべて適切な目的で,ITILの主要プロセスを支える.
- bのみを正解とするが,a(構成情報の維持管理)もc(障害原因の蓄積と再発防止)も適切な目的なので除外不可.特にCMDBの基本目的aを抜くのはITSMの体系上不自然で,構成管理を軽視してしまう不適切な答え.対象や目的が設問の条件と異なるため不適切.
- b・cのみを正解としaを外しているが,構成管理データベース整備の基本目的(構成要素の最新情報維持)こそa.aを外す根拠はなくすべて適切な目的として答えはイになる.構成管理プロセスの中核目的aを欠かしてはならない.別概念であり設問の答えにはならない選択肢.
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