問題本文
無停止のシステムを実現するために,システムの方式を設計するときの検討事項として,適切なものはどれか。
選択肢
- ア.ソフトウェアの部品化
- イ.データの暗号化
- ウ.ハードウェアの省電力化
- エ.ハードウェアの多重化
解説
無停止システムを実現するには,ハードウェア障害発生時にもサービス継続できるよう機器を多重化(冗長化:redundancy)するのが基本です。デュアルシステム,デュプレックスシステム,RAID等の冗長構成により可用性(availability)を向上させます。ソフトウェアの部品化は再利用性向上,データ暗号化は機密性向上,ハードウェアの省電力化は環境配慮の話で,いずれも無停止性(可用性)向上の主要対策ではありません。情報セキュリティのCIAの一つである可用性に関わる頻出問題で,対策の目的別整理が必要です。
選択肢ごとの解説
- ア.ソフトウェア部品化は再利用性・保守性向上の話であり,無停止性(可用性)とは直接関係しないため誤り。コンポーネント指向や部品ライブラリの整備等の効果で,可用性向上のための直接施策ではない。
- イ.データ暗号化は機密性向上の話で,情報セキュリティCIAの機密性(Confidentiality)に関する対策。無停止性(Availability)とは目的が異なるため誤り。暗号化と可用性は別カテゴリの対策。
- ウ.省電力化は環境配慮や運用コスト削減の話で,グリーンIT等の文脈で重要だが,無停止性とは関係しないため誤り。エコ・コスト削減効果はあるが,稼働継続性向上には寄与しない別目的。
- エ.正解。ハードウェア多重化(冗長構成)は機器障害発生時にも稼働継続できる代表的手法。CPU・電源・ディスク等を二重化することで単一故障による停止を防ぐ,可用性向上の中核施策。
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