ITパスポート 2013年 (平成25年 春期) 問50「システム開発の節目ごとに,プロジェクト全体に必要なコストの見積りを行った。見積り…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約68%です。
正解
ウ. プログラミング終了時
正答率 67.6%(1,033人中 698人が正解)
問題の解説
プロジェクト見積りは進捗するに従って確度が増す(コーンオブアンサーティンティ).システム化計画時点は概要しか分からない段階で見積り誤差が最も大きい.要件確定時には機能要件が定まり精度が改善,設計終了時にはモジュール構成・データ構造まで確定し更に精度向上.プログラミング終了時には実装作業がほぼ終了しテストのみが残る状態で,コードベースでの実績が分かるため見積り精度が最も高くなる.選択肢のア・イ・エはまだ未確定要素が多く残る段階の見積りで,プログラミング終了時より精度が低い.以上から見積り精度が最も高いのはウのプログラミング終了時で正解.
選択肢ごとの解説
- システム化計画時は事業目的・概略予算・対象業務範囲の概要を定める初期段階で,具体的な要件・設計内容はまだ確定していない.見積り誤差が最も大きい段階で,精度は4つの選択肢の中で最も低くなるため,見積り精度が最も高い時点とするのは誤り.プロジェクト初期は不確実性が大きい.
- 設計終了時はモジュール構成・データ構造・処理フローまで確定し見積り精度はかなり向上する段階だが,プログラミングという最大の実作業がまだ残っており実績ベースの精度には及ばない.精度はプログラミング終了時より低いため,4つの中で最も高いとするのは誤り.
- 正解.プログラミング終了時は実装が完了しテスト工程のみが残る状態で,コードベースでの実績工数が把握でき,残作業もテストのみと範囲が限定される.4つの時点の中で見積り精度が最も高くなる時点で,完成までの残コスト見通しが最も正確になる段階として適切.
- 要件確定時は機能要件・非機能要件が確定し見積り精度はシステム化計画時より大きく向上する段階だが,設計・実装・テストの大半が未着手で実績情報がなく不確実性が残る.見積り精度はプログラミング終了時より低いため,4つの中で最も高いとするのは誤り.
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