ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期) 問35「システムの開発を外部のベンダに委託する際に,納期及び品質を取り決めることにしてい…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約74%です。
正解
ア. a,b,c
正答率 74.3%(1,501人中 1,115人が正解)
問題の解説
システム開発を外部ベンダに委託する際,納期と品質を取り決めて実現するためには,a:受入れテストの実施,b:進捗確認と問題解決の共同レビュー,c:合意文書の取り交わしの3つが不可欠となる. 合意文書(契約書・SLA等)で前提を明確化し,共同レビューで進捗と問題を継続管理し,受入れテストで成果物を最終検証するという一連のサイクルが,品質と納期の両立を支える基本枠組みとなる. d(支払行為)自体は契約履行の結果であって,納期・品質確保の活動には直接寄与しない. 「合意→管理→検証」の3点セットで覚える.
選択肢ごとの解説
- 正解. a(受入れテスト)・b(共同レビュー)・c(合意文書取り交わし)はいずれも納期と品質の取り決めを実現するために不可欠な活動. cで前提を明文化し,bで進捗と問題を継続的にモニタリングし,aで成果物の品質を最終的に検証するという一連の管理サイクルとなる. d(支払)は管理活動そのものではない.
- 誤り. a・b・dの組合せは支払い(d)を含む点で不適切. 支払は委託契約の履行行為であり,納期・品質確保の管理活動とは性質が異なる. cの合意文書取り交わしを欠くと納期・品質の前提が明確にならず,受入れ基準も曖昧になるため,c無しは不適切となる. 抜けと余計の両方が問題.
- 誤り. a・c・dの組合せは,bの共同レビューを欠き,代わりにd(支払)を含む点で不適切. 進捗確認と問題解決の共同レビューは,納期遅延や品質低下を早期に検出する重要な管理活動であり,これを抜くと事後対応に追われる事態となる. dの支払い自体は管理活動ではない.
- 誤り. b・c・dの組合せはa(受入れテスト)を欠き,d(支払)を含む点で不適切. 受入れテストは納品物の品質を実証する最後の砦であり,これを抜くと品質保証の根拠が失われる. 一方,支払いそのものは管理活動ではないため,本問の品質・納期管理の枠組みでは選ばれない.
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