問題本文
システム開発プロジェクト遂行における品質管理を行うために、開発工程の流れ図を作成した。当該流れ図の利用目的として、適切なものはどれか。
選択肢
- ア.作業プロセスのどこでどのような問題が発生しうるかを検討する。
- イ.システムの使用率が予測された範囲内であるか否かを判断する。
- ウ.プロジェクト遂行上の重大な問題とその潜在的な原因の関連を明確にする。
- エ.最も多くの問題を生じさせている原因の解決に取り組むため、問題の原因別発生頻度を把握する。
正解
ア. 作業プロセスのどこでどのような問題が発生しうるかを検討する。
解説
開発工程の流れ図(プロセスフロー図)は作業の流れと相互関係を可視化したもので,各プロセスのどこでどのような問題が発生し得るかを事前検討するために用いる. 使用率の判定はグラフや管理図,問題と原因の関連明確化は特性要因図や連関図,原因別の発生頻度把握はパレート図と,目的に応じてQC七つ道具などの図が使い分けられる. 流れ図はリスク発生箇所の俯瞰に強みがあり,プロセスごとの問題予測に有効な可視化ツール. QC七つ道具と新QC七つ道具を目的別に使い分ける品質管理の基本姿勢が問われる. 各図表ツールの強みと弱みを目的別に把握しておく品質管理の基本.
選択肢ごとの解説
- ア.正しい. 作業プロセスのどこでどのような問題が発生し得るかを検討するのが開発工程流れ図の利用目的のため. リスク発生位置を可視化して予防策を検討する用途に直結し,プロセスフロー図ならではの強みを活かした使い方である. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる
- イ.誤り. システムの使用率が予測範囲内かを判定するのは使用率を時系列で示すグラフや管理図の目的の説明であり,プロセスフロー図の用途ではない. 監視・統計用途の図が必要で,流れ図とは目的も形式も異なる別の可視化手段である. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる
- ウ.誤り. プロジェクト遂行上の問題と潜在的原因の関連を明確にするのは特性要因図(フィッシュボーン)や連関図の目的の説明であり,要因分析向けの別の図が用いられる. 因果関係の可視化が目的の異なるツールである. この用語の正確な定義と他選択肢との明確な区別を押さえることが理解の要点
- エ.誤り. 問題の原因別発生頻度を把握し最も多い原因に取り組むのはパレート図の目的の説明であり,頻度の降順表示で重点項目を識別する別の図. プロセスフロー図の用途ではなく,QC七つ道具の中でも別の役割を担う図である. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる
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