ITパスポート試験 ITパスポート 2015年 (平成27年 秋期)27: 企業の経営を,財務的な業績からだけでなく顧客,業務プロセス,学習と成長といった側面から分析評価し,戦略の策定に結び付けようとする手法はどれか。

ITパスポート 2015年 (平成27年 秋期)
Q 2727 / 100
企業の経営を,財務的な業績からだけでなく顧客,業務プロセス,学習と成長といった側面から分析評価し,戦略の策定に結び付けようとする手法はどれか。
この問の正解率:72.74%(1,526件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

企業の経営を,財務的な業績からだけでなく顧客,業務プロセス,学習と成長といった側面から分析評価し,戦略の策定に結び付けようとする手法はどれか。

選択肢

  • .BSC
  • .CSF
  • .PPM
  • .SWOT分析

正解

. BSC

解説

BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード)の説明を問う問題. BSCはキャプランとノートンが提唱した戦略経営フレームワークで,財務の視点だけでなく,(1)財務,(2)顧客,(3)業務プロセス(内部プロセス),(4)学習と成長の4つの視点から経営を多面的に評価し戦略策定に結びつける. 各視点でKPI(重要業績評価指標)を設定し,戦略マップで因果関係を可視化することで,短期的な財務成果と長期的な能力構築のバランスを取る. 紛らわしい用語にCSF(重要成功要因),PPM(事業ポートフォリオ管理),SWOT分析(環境分析)があり,いずれも分析の枠組みは異なる別手法.

選択肢ごとの解説

  • .正解. 財務だけでなく顧客・業務プロセス・学習と成長という4つの視点から多面的に分析評価し戦略策定に結びつける手法はBSC(バランススコアカード)の定義そのもの. 短期的な財務結果と長期的な人材・プロセスへの投資のバランスを取る経営管理フレームワークである.
  • .誤り. CSF(Critical Success Factors:重要成功要因)は目標達成のために決定的に重要な要因を特定するもので,4視点による多角評価の枠組みではない. BSCの4視点で評価する具体的指標(KPI)の親概念に近いが,本問の「4つの側面から分析評価」とは定義が異なる.
  • .誤り. PPM(Products Portfolio Management:プロダクトポートフォリオマネジメント)は市場成長率×市場シェアの2軸で事業を分類し資源配分を検討する手法で,財務・顧客・プロセス・学習という4視点とは異なる枠組み. 戦略策定の支援ツールである点は共通するが分析軸が違う.
  • .誤り. SWOT分析は自社の強み・弱みと外部環境の機会・脅威を整理する4象限の戦略分析手法で,内外環境を質的に把握するための枠組み. 業績評価の4視点(財務・顧客・プロセス・学習)とは目的も対象も異なる別手法であり,BSCとは併用されることはあっても同一ではない.

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