ITパスポート試験 ITパスポート 2015年 (平成27年 春期)18: BSCを導入する目的はどれか。

ITパスポート 2015年 (平成27年 春期)
Q 1818 / 100
を導入する目的はどれか。
この問の正解率:66.05%(1,184件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

BSCを導入する目的はどれか。

選択肢

  • .環境などに配慮した活動によって,社会的責任を果たすこと
  • .財務報告の信頼性を向上させ,投資家保護に貢献すること
  • .市場成長率と市場シェアによって,効率的に経営資源を配分すること
  • .短期的な財務成果に偏らない複数の視点から,戦略策定や業績評価を行うこと

正解

. 短期的な財務成果に偏らない複数の視点から,戦略策定や業績評価を行うこと

解説

正答はエ. BSC (Balanced Scorecard, バランススコアカード) は企業のビジョンと戦略を「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」の4つの視点からバランスよく評価・管理する経営手法 (キャプラン・ノートン提唱). 財務指標だけに偏らず, 中長期視点の非財務指標も含めて戦略策定や業績評価を行う点が特徴で, 各視点で目標とKPIを設定し相互関連を整理する. 類似概念=CSR (社会的責任), 内部統制・J-SOX (財務報告の信頼性確保), PPM (市場成長率・シェアで資源配分) を区別する. 「複数視点での均衡」がBSCの本質的特徴.

選択肢ごとの解説

  • .環境などへの配慮で社会的責任を果たすのはCSR (Corporate Social Responsibility, 企業の社会的責任) の目的であり, ステークホルダ全体への責任を果たす活動. 4視点での業績評価を行うBSCの導入目的とは目的が異なるため誤り.
  • .財務報告の信頼性を向上させ投資家保護に貢献するのは内部統制 (COSOフレームワーク) や金融商品取引法上のJ-SOX対応の目的であり, 統制活動による信頼性確保が主眼. 複数視点での業績評価を行うBSCとは目的が大きく異なる別概念であり不適切.
  • .市場成長率と市場シェアによって効率的に経営資源を配分するのはPPM (Product Portfolio Management) の目的. 4象限分析による事業ポートフォリオの最適化手法であり, 多視点業績評価のBSCとは別の経営手法であるため誤り.
  • .短期的な財務成果に偏らない複数視点 (財務・顧客・業務プロセス・学習と成長) から戦略策定や業績評価を行うのがBSCの本質的な導入目的に合致する. 各視点のKPIを連動させ戦略実行を可視化する手法であり正答である. 非財務指標も含めた均衡が重要.

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