ITパスポート試験 ITパスポート 2015年 (平成27年 春期)7: NDA(Non Disclosure Agreement)の事例はどれか。

ITパスポート 2015年 (平成27年 春期)
Q 77 / 100
NDA(Non Disclosure Agreement)の事例はどれか。
この問の正解率:75.42%(1,298件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

NDA(Non Disclosure Agreement)の事例はどれか。

選択肢

  • .ITサービスを提供する前に,サービスの提供者と顧客の間で提供されるサービス内容について契約で定めた。
  • .コンピュータ設備の売主が財産権を移転する義務を負い,買主がその代金を支払う義務を負うことについて契約で定めた。
  • .システム開発などに際して,委託者と受託者間でお互いに知り得た相手の秘密情報の守秘義務について契約で定めた。
  • .汎用パッケージ導入の委託を受けた者が自己の裁量と責任によって仕事を行い,仕事の完了をもって報酬を受けることについて契約で定めた。

正解

. システム開発などに際して,委託者と受託者間でお互いに知り得た相手の秘密情報の守秘義務について契約で定めた。

解説

正答はウ. NDA (Non Disclosure Agreement, 秘密保持契約) は取引や開発委託に際し相手の秘密情報を第三者に漏らさない義務を定める契約である. システム開発委託交渉や共同開発開始前 (見積依頼や仕様検討時) に締結することが多く, 秘密情報の範囲・期間・違反時の措置・契約終了後の取扱を規定する. 類似契約との整理=SLA (Service Level Agreement, サービス内容の保証), 売買契約 (財産権移転と代金支払), 請負契約 (仕事完了で報酬), 委任契約 (事務処理の委任) を契約類型として区別する. NDAは情報保護専用の前置契約という位置付け.

選択肢ごとの解説

  • .ITサービス提供前に提供者と顧客でサービス内容を契約で定めるのはSLA (Service Level Agreement, サービス水準合意書) の説明である. 稼働率や応答時間, 障害回復時間等のサービス水準を合意する契約で, 守秘義務を定めるNDAとは目的が異なる別契約類型に分類される.
  • .コンピュータ設備の財産権移転と代金支払を定めるのは売買契約の説明である. 売主の引渡義務と買主の代金支払義務を相互に負う民法上の典型的な双務契約で, 秘密保持を目的とするNDAとは契約類型も目的も全く異なるため不適切. 物品売買が本質である.
  • .システム開発委託等で委託者と受託者がお互いに知り得た相手の秘密情報の守秘義務を契約で定めるのがNDAそのもの. 開発委託契約の交渉開始時に締結し情報漏えいリスクを抑える役割を果たし, 契約終了後も守秘義務が一定期間残るのが一般的な実務である.
  • .受託者が自己の裁量と責任で仕事を行い完了をもって報酬を受ける契約は請負契約の説明である. 民法上の典型契約で結果の引渡しが報酬要件となり, 仕事の完成義務を負う点が特徴. 秘密保持を主目的とするNDAとは別の契約類型で目的が異なるため不適切.

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