ITパスポート試験 ITパスポート 2016年 (平成28年 春期)13: BPM (Business Process Management)の考えに基づいた業務改善に関する説明として,最も適切なものはどれか。

ITパスポート 2016年 (平成28年 春期)
Q 1313 / 100
BPM (Business Process Management)の考えに基づいた業務改善に関する説明として,最も適切なものはどれか。
この問の正解率:75.73%(1,706件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

BPM (Business Process Management)の考えに基づいた業務改善に関する説明として,最も適切なものはどれか。

選択肢

  • .企業内のデータを統合し,これを用いて業務上の意思決定の支援を図る。
  • .業務と経営資源を統合的に管理し,経営資源の活用方法の改善を図る。
  • .業務の実行結果などから業務プロセス自体を見直し,継続的な改善を図る。
  • .業務プロセスの分業化を進め,作業効率の向上を図る。

正解

. 業務の実行結果などから業務プロセス自体を見直し,継続的な改善を図る。

解説

BPM(Business Process Management)は,業務プロセスを継続的に管理・改善する経営手法で,業務の流れを可視化・モデル化して計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Act)のPDCAサイクルを回しながら,業務プロセス自体を見直して効率や品質を高め続ける. 一度きりの抜本的再構築であるBPR(Business Process Reengineering)と異なり,継続的改善を重視する点が特徴である. データ統合による意思決定支援はBI(ビジネスインテリジェンス),経営資源の統合管理はERP,分業化は伝統的なテイラーリズム的改善であり,いずれもBPMの核心とは合致しない.

選択肢ごとの解説

  • .誤り. 企業内のデータを統合して業務上の意思決定支援を行う仕組みは,データウェアハウスやBI(ビジネスインテリジェンス)システムの説明であり,蓄積したデータを多次元的に分析して経営判断を助けるものである. 業務プロセス自体を見直し継続的に改善するBPMの考えとは異なり,本問の説明には合致しない.
  • .誤り. 業務と経営資源を統合的に管理し,経営資源の活用方法を改善する仕組みはERP(Enterprise Resource Planning)の考え方の説明である. 販売・購買・生産・会計・人事などを統合する基幹業務システムであり,業務プロセス自体の継続的な見直しを核とするBPMの考えとは性質が異なる.
  • .正しい. BPMは,業務プロセスを可視化・モデル化したうえで実行結果を計測・分析し,業務プロセス自体を見直して改善するサイクルを回し続ける管理手法である. 業務の実行結果から業務プロセス自体を継続的に改善するという記述はBPMの本質と一致するため,本選択肢が最も適切となる.
  • .誤り. 業務プロセスの分業化を進めて作業効率の向上を図るのは,テイラー的な科学的管理法など伝統的な作業分割の考え方である. BPMは部分最適のための単なる分業化ではなく,業務プロセス全体を可視化して継続的に改善する手法であり,本記述はBPMの考えとは異なる.

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