ITパスポート 2017年 (平成29年 秋期) 問7「財務分析によって得られる指標とその値に関する記述a〜cのうち,適切なものだけを全…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「ストラテジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約61%です。
正解
ア. a
正答率 60.9%(985人中 600人が正解)
問題の解説
財務分析の主要指標を正しく理解することが重要。自己資本比率=自己資本÷総資本で,高いほど負債依存度が低く財務安全性が高い(a=正しい)。総資産回転率=売上高÷総資産で,高いほど資産を効率よく売上に変換しており,回転期間は短い(b=誤,回転期間が長くなるとは逆)。流動比率=流動資産÷流動負債で,高いほど短期支払能力が高い(c=誤,小さいほど高いとは逆)。よって適切なのはaだけでア。
選択肢ごとの解説
- aだけが適切である。自己資本比率が高いほど返済不要の自己資本が多く,倒産リスクが低い安全な財務構造を示す。一般に自己資本比率40%以上が安全性の目安とされる。正解。
- bが不適切であるため,a,bの組合せは誤り。総資産回転率は高いほど資産効率が高く,回転期間(総資産÷売上高×365日)は短くなる。「大きいほど回転期間が長い」は逆の解釈である。
- cが不適切であるため,a,cの組合せは誤り。流動比率=流動資産÷流動負債×100(%)で,200%以上が望ましいとされる。この比率が小さいほど流動負債に対して流動資産が不足し,短期支払能力は低下する。
- bだけを適切とする選択肢だが,bは「回転率が大きいほど回転期間が長い」という誤った記述を含む。適切な記述はaのみであり,この選択肢は不正解。
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