ITパスポート 2016年 (平成28年 秋期) 問48「プロジェクトの目的を達成するために,プロジェクトで作成する必要のある成果物と,成…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「マネジメント系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約76%です。
正解
イ. プロジェクトスコープマネジメント
正答率 75.6%(1,436人中 1,086人が正解)
問題の解説
プロジェクトスコープマネジメントはプロジェクトの作業範囲と成果物を明確化・管理するPMBOKの知識エリアで,WBS(Work Breakdown Structure,作業分解構成図)の作成がその中核活動である. プロジェクトの目的を達成するために必要な成果物を洗い出し,それぞれを作るために必要な作業を階層的に細分化することがWBS作成の本質. 本問の「成果物と作業の細分化」はまさにこのWBS作成プロセスに対応する典型的なスコープ管理活動である. プロジェクトコストマネジメントは予算・費用管理,タイムマネジメントはスケジュール管理,リスクマネジメントはリスク特定・対応の各知識エリアに属する活動で,それぞれ目的・成果物が異なる別の知識領域である.
選択肢ごとの解説
- 誤り. プロジェクトコストマネジメントは予算の策定・コストの見積り・費用管理・コストコントロールなどを扱うPMBOK知識エリアの説明である. 成果物と作業の細分化(WBS作成)はスコープマネジメントに属する活動なので,コスト管理の活動領域には該当しない別の知識領域の作業である.
- 正しい. プロジェクトの成果物と作業を細分化するのはWBS作成活動で,プロジェクトの作業範囲を明確化するプロジェクトスコープマネジメントに該当する活動のため. スコープの可視化と管理の基本となる作業であり,後続のスケジュール・コスト・リソース計画の基礎となる成果物を作る重要な活動である.
- 誤り. プロジェクトタイムマネジメントはスケジュールの策定・管理を扱うPMBOK知識エリアの説明であり,アクティビティの順序付け・所要時間見積・スケジュール開発などを扱う領域である. スコープの細分化(WBS作成)とは別領域の活動だが,WBS結果を入力として用いる関係にはある.
- 誤り. プロジェクトリスクマネジメントはリスクの特定・分析・対応計画・監視を扱うPMBOK知識エリアの説明で,スコープ定義とは別の領域の活動である. リスクマネジメントはスコープが固まった後にリスクを洗い出す形で進められることが多く,WBS作成とは異なる管理領域に属する.
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