問題本文
ソフトウェアの開発に当たり,必要となる作業を階層構造としてブレークダウンする手法はどれか。
解説
WBS(Work Breakdown Structure、作業分解構成図)はプロジェクトの全作業を成果物を中心に階層的に細分化して可視化する手法。最上位にプロジェクト全体、中間層に成果物・フェーズ、最下層に具体的な作業項目(ワークパッケージ)を配置する。WBSを作成することでスケジュール作成・工数見積・コスト計算・担当割当ての基礎になる。CMMはソフトウェア開発組織の成熟度モデル、ITILはITサービスマネジメントのフレームワーク、PERTは作業の依存関係と日程を表すアローダイアグラムである。
選択肢ごとの解説
- ア.誤り。CMM(Capability Maturity Model=能力成熟度モデル)はソフトウェア開発組織のプロセス成熟度を5段階(初期・反復可能・定義済み・管理済み・最適化)で評価するモデル。作業の階層的分解とは無関係。
- イ.誤り。ITIL(Information Technology Infrastructure Library)はITサービスマネジメントのベストプラクティス集。インシデント管理・問題管理等のプロセスを定義するが、作業を階層構造でブレークダウンする手法ではない。
- ウ.誤り。PERT(Program Evaluation and Review Technique)はアローダイアグラムを用いて作業の前後依存関係と所要時間を可視化し、クリティカルパスを求める日程計画手法。作業の階層分解ではなく作業順序の管理手法。
- エ.正しい。WBS(Work Breakdown Structure=作業分解構成図)はプロジェクトの全作業を成果物ベースで階層的に細分化する手法。ワークパッケージ単位で工数見積・コスト計算・担当割当てができるため、プロジェクト計画の基礎となる。
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