選択肢
- ア.インターネットの通信プロトコル
- イ.コンピュータ資源の提供に関するサービスモデル
- ウ.仕様変更に柔軟に対応できるソフトウェア開発の手法
- エ.電子商取引などに使われる電子データ交換の規格
正解
イ. コンピュータ資源の提供に関するサービスモデル
解説
クラウドコンピューティング(Cloud Computing)とは、サーバ・ストレージ・ソフトウェア・ネットワーク等のコンピュータ資源をインターネット経由でオンデマンドかつスケーラブルにサービスとして提供する利用形態。SaaS(Software as a Service)・PaaS(Platform as a Service)・IaaS(Infrastructure as a Service)の3形態がある。自社でハードウェアを保有せず必要な分だけ利用できる柔軟性が特徴で、初期投資削減と運用コストの最適化が主な導入メリットとなる。
選択肢ごとの解説
- ア.誤り。通信プロトコルはTCP/IP・HTTP・SMTPなど、コンピュータ間の通信の手順・規約を定めた取り決め全般を指す。クラウドコンピューティングはプロトコル(通信規約)ではなく、ITリソースをサービスとして提供する利用形態・ビジネスモデルを表す概念であり、通信プロトコルの説明として誤りである。
- イ.正解。クラウドコンピューティングはコンピュータ資源(サーバ・ストレージ・アプリケーション)をインターネット経由でサービスとして提供するモデル。利用者は必要な分だけ資源を借り、使った分だけ費用を払う従量課金が一般的。物理的な機器を所有せずに高度なITインフラを活用できる点が大きな特徴。
- ウ.誤り。仕様変更に柔軟に対応できる開発手法はアジャイル開発を指す。スプリントと呼ばれる短期イテレーションを繰り返し、変化する要件に素早く対応するソフトウェア開発手法であり、ITリソースをサービスとして提供するクラウドの概念とは異なる。
- エ.誤り。電子データ交換の規格はEDI(Electronic Data Interchange)を指す。企業間の商取引情報(注文書・請求書等)を標準化された電子フォーマットで交換する仕組みであり、コンピュータ資源をサービスとして提供するクラウドコンピューティングとは全く異なる概念である。
ITパスポート 2018年 (平成30年 秋期) の過去問一覧へ戻る・問9